泌尿器科
翌日、午前中の受付に間に合う様、妻の運転で総合病院に出掛けた。 しかし、午前中は駐車場が一杯なので、駐車に時間が掛かる事が懸念された事から、私が車椅子で手続きをする事にした。
そこで総合病院の総合受付に行き、番号札を取り、呼ばれたので昨晩看護師から渡されたメモに診察券と健康保険証を添えて出すと、受診申込書(?)を書く様、クリップ付きボード上のB5位の紙とボールペンを渡された。 自分としては一生懸命に書いた積もりでも、第三者には読めない字しか書けなかった。 それでも、チャンと手続きをしてくれ、青いフォルダーを渡された。
「泌尿器科の場所は、分かりますか?」
と受付嬢が訊いてくれたが、私は知っていたので
「あっちですよね?」
と言いながら、腕を伸ばして指差した。 こうして、総合受付での手続きを無事に終え、車椅子で移動を始めた。 すると、3分の1程進んだ所で妻が合流して、車椅子を押してくれた。
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さて、フォルダーを泌尿器科の受付に出すと、事務服姿の女性が、
「採尿が必要かどうか、センセの指示がありますので、掛けてお待ちください」
と言う。 暫く待つと、昨晩検査をしたばかりなので不要だと伝えられた。 もう、我慢する必要はない。 そこで受付嬢に断って、身障者用トイレに寄り、膀胱を空にした。 尚、体温は36.5℃だった。
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予約患者の診察が終わった12時半過ぎに予約外患者の順番が来て、診察室に入った。 検査結果を見て、O医師は
「どうですか、昨日1回、飲んで?」
と訊いた。 私が切迫尿意が消失した旨を伝えると、
「じゃあ、薬を一週間分出しておきますので、全部飲み切って下さい。 次は〇〇日に来られますか?」
と言い、次回を一週間後の同曜日に予約を取り、診察を終えた。