パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

転倒事故

 

2017年8月下旬、処方変更から4日目の午後、妻のアパートの植栽を刈りに行った。 充電式のヘッジトリマーで、天面と側面を刈って行くのであるが、高さが50cm位しかないので、屈んで刈る事になる。 

 

早速始めたが、屈んだ姿勢で中腰なので、結構、辛い・・ で、そのままの格好で移動しようとしたら、前傾姿勢のままバランスを失ってしまった。 

 

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迫り来る地面を見て思ったことは、唯一つ。

 

   「(ヘッジトリマーによる傷だけは、避けなければならない)」

 

である。 そのため、先ずはヘッジトリマーをアスファルト上に置いた。 続いて、上半身を伸ばして、顔がヘッジトリマーの上に来ないようにした。 もう、時間が無い、右手で顔を覆わねば・・ とは思ったが、間に合わなかった。 その結果、「顔面制動」となってしまった。

 

尚、以下のURLには、次の記述がある。

 

   http://www.nanbyou.or.jp/entry/4115

 

「バランスを失った時に上肢で防御するという反応が起きないため、顔面直撃による外傷を負うことが多い。」

 

私の場合は、将にこれであろう・・

 

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体勢を立て直し、起き上がろうとしたら、ヘッジトリマーの刃やアスファルトの上に液体が垂れた。 見ると、鮮血である。

 

   「(しまったー! やってしまった・・)」

 

と思う頃、鼻の下に痛みを感じ始めた。 どうやら、顔面がアスファルトに衝突する時、反射的に顔を上げた様だ。 取り敢えず、圧迫止血をしなければならない。 そこで、車まで戻り、ティッシュペーパーで抑えた。 やがて、出血は止まったが、さてこの後、どうしよう・・ と考えあぐねていると、妻が気付いて、ビックリしていた。

 

   「先ずは、家に帰りましょう!」

 

と妻が言い、急いで園芸道具を車に積み込み、出発した。

 

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さて、家に着いたが、ハテどうしよう・・ とは思ったが、まぁ、いずれにしても医者に掛からなければならない。 と思って、どこにかかろう・・と思い、冷静になると・・

 

   「今日って、(病院の)休日じゃない?」

 

と言う事に気付いた。 と言うのも、アパートの駐車場には店子の車が皆無で、平日を思わせたからである。 さぁ、大変! 休日診療の外科の当番医を探さなければならない。 それには、市の広報誌を見なければ・・・ と思って、広報誌を見ても、どこに載っているのか分からない・・ 電話で訊こうにも、訊くべき先も分からない・・

 

と思って、挟み込んであるカレンダーを見ると・・ 何と。休日当番医が、小さな文字で載っている! これで何とかなりそうだ!!!