パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ376―女子学生、I嬢

 

で、私が台に到着する頃に、どこからかケーシー姿の女性がやって来た。

 

   「今日は、学生さんと一緒です」

 

とI士が言った。 名札を見ると。I嬢である。 長い髪を後ろで一本に束ねた、まぁ、小柄で細身の女性である。 手には手帳とボールペンを持っている。

 

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そして、I士は私にマッサージやストレッチをしながらI嬢に説明し、I嬢はI士に質問していた。 例えば私の疾患については、

 

   「パーキンソン病とは違う・・進行性核上性麻痺って言うんだけど、症状が似ていて・・」

 

   「あっ! だから歩き方がチョコチョコと・・」

 

と言う様な説明/コメントが聞こえた。

 

また、施術のポイントも、例えばI士が

 

   「上半身の固縮を予防するために、〇〇筋を伸ばす必要があるんです。」

 

と説明すると。I嬢が

 

   「じゃあ、その拮抗筋である××筋を収縮させればイイんですね?」

 

と質問し、更にI士が、

 

   「そうなんですが、△△筋も収縮させないと・・」

 

等と答えると言う具合だ。 専門用語が並ぶが、チャンと理解しているのだろう、一生懸命メモを取っている。

 

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さて、足首をマッサージしながら。彼は

 

   「やっぱり、午後の方が浮腫んでますねぇ・・」

 

と言った。 つまりこの事は、前回は午前中のリハビリだったので、未だ浮腫みが内輪だった事を意味しているのであった。

 

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最後に歩容の改善を見てくれた。 彼は、

 

   「踵から着く様にしてみて下さい? ハイッ、踵、踵、踵、踵、踵、踵 ・・」

 

とリズムを取ってくれた。 うん、確かに、歩容は改善した。 チャンと私の癖を知っているからこそ、的確なアドバイスが出来るのだろう。

 

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以上である。 え? I嬢に関する記述が少ない・・ですって??? まぁ、容姿は十人並み・・ではあるが、美人揃いの女性理学療法士ばかりを見慣れていると・・ (滝汗)