パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ372―「次からは・・」

いやぁ、昨日はインターネット接続が思わしくなく、投稿出来ませんでした。(恥)

 

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こうして漸くリハビリ室に到着し、妻が受診案内票を持参するのを待って、代替医師の予診を受けた。 その後、待合椅子に座っていると、ほぼ定刻にI士が現れてリハビリが始まった。

 

空いている台を探して、I士はいつもとほぼ同じストレッチやマッサージをこなして行った。 そして彼は私を、前回初めてやったPowerPlateの場所まで案内した。 つまり、彼は私の足の浮腫みを気にしてくれているのであろう。

 

前回は、振動板の上に大きなブロックが置いてあって、それに触れる事から始めたが、今回は直接片足を乗せる所から始めた。 そして、最後はハンドルを離しての片足立ちを行ったが、今回も完全には出来なかった。

 

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さて、歩行練習になった。 I士は、PowerPlate終了後、私に部屋の隅まで歩いて見る様、指示した。 私が歩いて部屋を進むと、ドンドンと壁に近づく。 それでも彼は「止まれ」と言わない。 ましてや、「はい、方向を変えて・・」とも言わない。 

 

漸く「止まって下さい」と声が掛かり、私は止まった。 しかし、こんなに壁に近くては、方向転換できない・・ と思ったら、

 

   「ハイ、そこからバックで歩いてみて下さい?」

 

と指示した。 ええっ、後退歩? 私が最も苦手な技の一つだ!?!

 

   「私が後ろにいますので、大丈夫ですよー」

 

と言うので、後退し始めた。 しかし、途中ですくんで倒れそうになってしまったが、彼が支えてくれた。 再度前進し、また後退した。 今度は、すくまない様に注意して、歩いた。 そして、3回目は、もっと大きく歩く様指示を受けて、やってみた。

 

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いよいよ、本日のリハビリも終わりの時刻となった。 I士は、リハビリ室を出る時に、

 

   「一つ一つの動作を、もっと大きくしたら良いですよ」

 

とアドバイスをくれた。

 

私達がリハビリ室から出て来るのを見て、妻が寄ってきた。 I士は受付嬢から「エレベータ事件」を聞いているので、妻に

 

   「次からは、奥さんと一緒に(リハビリ室まで)来た方がイイですねぇ・・」

 

と言った。 すると、妻が

 

   「私はいつもそう言ってるんですが、一人で来ちゃうんです」

 

と言った。 まぁ、それは本当だ。 でも、妻が私に

 

   「車椅子、持って来て置いたからね」

 

と言うのを聞いて、I士は安心した様だった。 まぁ、これから脳神経内科の診察があるので、そのための移動の目的なのだが・・