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パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

抄読会―19

2月上旬の抄読会の日である。 例によって、自分で運転して○○駅近くの○○学園に行った。 一応、(念のため)杖は持参した。 

 

4階の学生用ラウンジに着くと、学生数人のみで閑散としていたが、到着した烏賊博士曰く、

 

   「今日で、3学期の授業が終わるんだ」

 

と。 どこでも、座りたい放題だ。 そして椅子に座り、彼の手作りのピタ・サンドイッチで昼食を済ませて、本論に入った。

 

   ――――――――――――――――――

 

先ずは、これまでの事を纏めてみよう。

 

私の主訴は、歩行障害である。 特に、歩行開始時の「すくみ足」に困っている。 一方、歩行開始時(の直前)に脳波に「予備電位」が現れる事が知られている。 そこで彼は、

 

 「PD患者が歩き初めにすくむ時は、この予備電位に異常があらわれる」

 

と言う仮説を立てた。 そしてそれを検証するために、脳波計を2種類購入した。 一つはシングル(=1)チャンネル、もう一つはマルチ(=5)チャンネルである。 後者では、脳内の活性部位を知る事ができる。

 

ただ、「活性部位を知る事ができる」と言っても、5チャンネルではたかが知れている。 そこでもし可能なら、fMRIも考えている・・と言う。

 

そして、脳波計からBluetoothで送られて来る信号を「Raspberry Pi 3」と言うワンボードコンピュータをデータロガーとして収集しようと考えている。

 

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所が、ここで問題が生じた。 それはBluetoothである。 規格が複数あるためか、OSとの相性(iOS10、Android)があるのである。 

 

これでは困るので、彼はもう一つ、フロントエンドプロセッサーをかませようと考えている。 勿論、それもワンボードコンピュータの一種である。 それが前述のRaspberry Pi 3と相性良く作られているらしい。

 

更に、解析ソフトはWindows上の無料ライブラリーが公開されている・・と言う。

 

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Raspberry Pi 3に関する衝撃的な問題は、価格である。 カタログでは35$(約4200円)である。 勿論、コンピュータとして動かすには、電源、MicroSDモリー、KB、マウス等が必要になる。 それを考慮しても、兎に角安い。 更にはソフトも無償で提供されている。 元々教育用に作られた・・と聞けば、納得である。

 

その結果、販売台数はうなぎ登り・・ 累計台数が1,000万台とか? 開発者が「一生かかって、1万台か・・」と思っていたそうだ。

 

   https://raspberry-pi.ksyic.com/news/page/nwp.id/38

 

こんな便利なキットでコンピュータの成り立ちやソフトウェアの開発などを学べる・・としたら、次の世代では日本はIT分野で完敗である。