診察201611―2
さて、検査から帰る時間を見計る様に、次の患者が終わると直ぐに呼ばれた。 私は車椅子を降りて、杖を使って診察室にはいった。 そして、いつものメモを渡した。
(1) 前回受診(2016年10月〇日)以降のイベントについて
① 10月〇〇~〇〇日、長瀞・秩父へ家族旅行に行った。 家族のサポートを受け、特に問題なく過ごせた。
② 10月〇〇日、障害厚生年金3級から2級への額改定請求に対する再審査請求に対して開催される社会保険審査会(於:厚生労働省)に出席。(弁護士の車・運転で、現地では車椅子を借用)
③ 10月〇〇日、第1回の調停のために家庭裁判所へ。(妻の運転で、現地では車椅子を借用)
④ 10月〇〇日、〇〇市の〇〇モールで、ポップサーカスを堪能。(妻の運転で、現地では車椅子を借用)
⑤ 10月〇〇日、11月〇日、〇〇駅前の〇〇学園にて、友人と勉強会。(一人で運転し、杖を使って単独行)
⑥ 10月〇〇日、苗場スキー場(新潟県)のゴンドラから紅葉観賞。(義弟の運転で、妻と義妹夫婦と義母)
⑦ 11月〇日、滑川町の森林公園にて、友人と3時間の輪行。(一人で運転し、杖を使って単独行)
そして、夫々のイベントの写真を添えたら、F医師は妻と私が写った一枚( http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20161020/20161020233234.jpg )を指さして、
「これは?」
と訊いた。 妻が、
「あっ、それは・・ 長瀞のライン下りの時の(写真です)・・」
と答えた。 そして、次の話題に移った。
(2) 体調について
① 前回より、マドパー配合錠を2錠/日から0に減量したが、(自覚として)体調に変化は無かった。
② 上記⑥・⑦の際、当日は疲れたが、その後の2~3日は、体調が改善した。(現在は、元にもどった。)
これを見て、特にコメントは無かった。
さて、いよいよ本日のメインイベントである。
(3) 処方について (処方量は、1日当たり)
① 処方を次の様に希望します。
薬 剤 |
現在 |
希望 |
プラミペキソール0.125mg |
2 錠 |
0~1 錠 |
ドプス 100mg |
6 錠 |
6 錠 |
シンメトレル 50mg |
4 錠 |
4 錠 |
② 希望の理由(プラミペキソールの減量)
・ D2アゴニストは、進行性核上性麻痺、特に純粋無動症には奏功せず。(一時的に有効な時もある。)
・ 平成26年12月15日よりプラミペキソールの副作用を避けるため、0.5mg×3錠/日から0.125mg×3錠へ、更に平成27年5月11日より0.125mg×2錠に減量し、最終的に0錠にする途中だった。
これを読み、F医師はこんな提案をした。
「どうですか、新しい薬を試してみましょうか。」
と言いつつ、厚い辞書の様な「処方マニュアル」(?)のパーキンソン病の項を広げて見せた。 そこには・・