パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

ドラゴンドラに乗る(終)

そのラインは、義弟からのもので、既にシュネーに着いて我々を待っている・・と言う内容であった。 なぜあっちはロープウェイまで歩いて、その上3つも乗り継いでなぜ我々より早く着くのだろう・・と、不思議に思った。 そこで我々がシュネー行きのバスに乗った旨の返信をしたら、「りょ」の文字のみ入った、動物のキャラが敬礼しているアイコンが送られてきた。 

 

後で義弟に我々より早く到着した理由を聞くと、ガラガラだったのがその理由らしい。 例えば、田代ロープウェイから苗場ドラゴンドラに行く人は多くても、その逆は少ないらしい。 しかも、田代ロープウェイの方は短い上に、紅葉が余り美しくなかったと言う。 その事を義弟の奥さんは、義弟にブータレていた。 500円(ロマンスリフト代)と400円(田代ロープウェイ山麓駅~シュネー間のバス代)を払って見応えが無いのでは、無理もない・・

 

バスから降り、シュネーに近づくと、義弟達が見えた。 シュネー付近は「あの午前中の喧騒は、一体何だったのか!」と思う程、静まり返っていた。 そこでどら焼と揚げ煎餅を食べ、帰路に就いた。 と言っても、先ずは充電である。 義弟が我々を待っている間にスタッフに訊いたらしく、道の駅に行く・・と言う。 義弟は予め道の駅に電話して、営業時間や料金等を訊いていた。

 

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料金は、500円だと言う。 ま、自動車用の電気の自動販売機と思えば良い。 そこで30分あるので、道の駅内の食堂で、皆が暖かいソバを注文した。

 

いよいよ、本当に帰路である。 ナビに従い、高速道路に入った。 すると。走る程航続距離が伸びて行くのである!?! これは、下り坂では充電するからだ・・と言う。 オオ、これならもう充電しなくてもOK! ・・と思っていたら、渋滞情報が飛び込んで来た。 それによると、関越自動車道はこの先、埼玉県内で渋滞している・・と言う。

 

万が一、渋滞中に電池切れを起こしたら? 頼みのJAFは、電源車を持っているのだろか? しかも、高速充電の出来る・・ ガス欠でガソリンを持って来て貰ったと言う話しは、聞いた事あるけれど・・

 

そんな心配をするより途中、もう一度充電した方が良い。 と言う事で、赤城PAで探したら・・ あった、ありました、駐車場の奥に充電スポットが! しかも、空いている!!!

 

早速コネクターを接続して、昨日ディーラーの営業から聞いたパスワードを入力した。 しかし、エラー表示・・ (汗) そこで「NISSAN Connect」に電話してなぜ動かないかを訊いた。 すると、

 

   「恐らくそのパスワードは、日産系の充電スポット専用でしょう」

 

と。 しかも、

 

「私の会社は、今接続している充電器の会社とは違うので、(その充電器の)パスワードは分からない」

 

と。 まぁ、ゴモットモ! そして義弟は、ディ-ラーの営業にも電話したが、要領を得なかった。

 

この頃になると、妻が呼んで来た道の駅の担当と総支配人とがやって来た。 そして、手持ちのライトで充電器のシールから電話番号を探し当て、義弟が電話した。 こうして新しいパスワードをきいた。 

 

これで漸く充電出来、帰れるゾ! ・・と、皆が安堵した。 しかし、これも問屋が卸さなかった。 つまりパスワードを入れても、充電開始にならないのだ!?!

 

色々やって見て、漸く充電開始となった!!! 聞けば、メールでクレジットカードの番号を送った・・と言う。 それもリスキーだ。

 

まぁ、担当も総支配人も結果として役には立たなかったが、寒い中、充電器のパネルを開けたり色々とやってくれたので、厚く礼を言って分かれた。

 

翌日、義弟は車をディーラーに返却に行ったが、リーフは買わない・・と言ったとか? もっと、充電スポットが増え、航続距離も500kmは無いと無理だろう。 単純計算でも、仮に電気自動車が普及すると、充電スポットが今の数倍は必要になる。 例えば、ガソリンなら5分で入れられても、リーフの急速充電には30分掛かるからである。

 

いや、リーフと言う電気自動車を実現し、実用化した日産の戦略や技術力を、私は評価している。 それに、日産は「e-POWER」ノートを発表した。 これは、ガソリンエンジンで発電する電気自動車で、走行途中の充電の必要も無く、リッター37.2kmも走ると言う。