パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

ドラゴンドラに乗る

10月最後の週末は、義弟が紅葉を見に連れて行ってくれると言う。 そして行く先は苗場スキー場の「ドラゴンドラ」だと言う。 テレビで放送していたらしい。 折りしも紅葉シーズン、きっと混むだろうから・・と、早目の出発にした。

 

そして家で、待っていると、見た事の無い車が来た! 誰だろう、こんな朝早くから・・と思ってみると、義妹夫婦である!?! 聞けば、日産のリーフ・無料試乗キャンペーンに当選したと言う。 1泊2日、借りられるらしい。

 

義妹は、そんな訳の分からないもの(で遠出するなんて)・・と反対したらしいが、義弟は試してみなきゃ分かんないだろう・・と。

 

そしてカーナビを苗場スキー場にセットし、意気揚々と出掛けた。 え? 1回の充電での走行距離ですか? カタログ値で280km、現実は200km位らしい。 前日充電したので、大丈夫だと思ったが、まぁ、現地までは無理・・と判断して、途中で充電する事にした。

 

関越自動車道の上里インターに着くと、先客がいた。 駐車場に車を停め、運転者に訊いたら、残りの充電量では、苗場までは無理・・と言う。 では、充電費用は? 月額1500円の定額らしい。 支払方法は? リーフのオーナーには「充電専用カード」が配布されるらしい。 義弟の場合は試乗なのでカードは無く、パスワードを書いた紙がディーラーから渡された・・と言う。

 

そこで、専用カードを持たない我々に、先客が自分のカードで入れてやっても良い・・とまで言ってくれた。 しかし、後続車が着いたので、駐車場に入れてしまった我々の車はその後になってしまう・・ ここで30分の後続車の充電時間を待ち、その後30分自分達の車を充電していたら折角早起きした甲斐が無いので、日産のディーラーをナビで探した。 

 

リーフには専用ナビが付いていて、特定のボタンを押すと、充電スポットを「現在地の周辺で探す」・「目的地の周辺で探す」と言うメニューが出る様になっている。 勿論、前者を選択し、更に「急速充電」のスポットを選択すると、近い順にリストされる。 その中から日産を探し、一旦高速を降り、ナビを頼りに到着した。 ナルホド、そう言う仕組みかぁ・・と、分かった。

 

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つまり、充電には「通常充電」と「高速充電」とがあり、前者は8時間・後者は30分掛かり、それぞれ電源コネクタの形状が異なるのであった。

 

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こうして我々は、「心も満タンに」なり、一路、苗場に向かった。 そして、ゴンドラへの無料シャトルバスの出る「シュネー」と言うバスターミナルに着いて、その待っている行列の長さに驚いた。

 

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 早速列の最後尾に並ぼうとすると、オジサンがいて、

 

   「こちらには、(ドラゴンドラの)チケットをお持ちの方のみ、お並び下さい」

 

と言うのである。 じゃぁ、チケットはどこで買うのか? ・・と思ったら、その脇にまた別の行列がある・・

 

結局、チケットを買うのに30分、バスに乗るまで40分掛かった。 途中、私はシュネーの入り口のベンチで休ませて貰い、12時になったので、軽食としてお稲荷さん4個をお腹に入れた。 (あ、勿論、並んでくれている人にも配布した。) 

 

漸くバスに乗れ、10分程でドラゴンドラの山麓駅に着いた。 こうして、無事に我々はゴンドラに乗れた・・訳ではない。 ゴンドラに乗るのも行列だった。