パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ343―飛べない・・  

今日は10月下旬、10月最後のリハビリの予約日だ。 そこで妻の運転で、総合病院に出掛け、いつものM医師の予診を終え、リハビリの開始を待っていた。 すると、定刻3分遅れで担当のI士が現れて、空いている台を探して、施術開始となった。

 

さて、この所歩行障害にも慣れてきたので、彼の

 

   「どうですか、体調は?」

 

と言う質問に、OKサインで答えた。 すると彼は、その答えに対して笑顔で応えた。

 

   ―――――――――――――――――――

 

さて今日は、マッサージがいつもよりも丹念な気がした。 しかも、特にハムストリングスが丹念だ。 きっと次のストレッチの伏線だったのだろう。

 

その次の予備動作は、胡坐になって、その太腿の上に上半身を重ねるものである。 これを左右で、繰り返した。 そしてそのまま、彼は右脚を伸ばした。 彼の脚は彼の斜め前に、すっと伸びた。 そして、私がモタモタと同じ格好になれたのを確認し、上半身を伸びた右脚に重ね、両手で右足の爪先を持った。

 

まぁ、文字にするとこれだけだが、実際は難しいのだ。 と言うのも、彼の膝は真っ直ぐ伸びているが、私の膝は曲がってしまうのだ。 では、その理由は?

 

   ① 私の方が相対的に、脚が長い。(ナイナイ)

   ② 彼の方が相対的に、腕が長い。

   ③ 私のハムストリングスが、硬い。

   ④ 彼の方が、深く腰が曲げられている。

 

等がある。 そして私は彼と同じ格好になる様に、膝を下げようと頑張ってみた。 しかし、足が遠くなるので、伸び切った両腕が足から外れそうになってしまう・・

 

そして、左右を入れ替えても、全く同じ状況だった。

 

   ―――――――――――――――――――

 

さて、靴を履いて次の技に移った。 それは、両足でのジャンプだ。

 

彼は、立位の私にこう言った。

 

   「それでは両足で、前の赤い戦までジャンプして下さい。」

 

床を見ると、20cm程先に赤線が引いてある。 私は、「これ位なら・・」と思い、ジャンプしたが、若干届かなかった。(汗) 今度は、ジャンプして戻れ・・と言う。 まぁ、行きが小幅なので、帰りも小幅で辻褄は合う。(大汗)

 

患者が出来ない事にたいしては、理学療法士はとやかく言わない。 と言うのも、出来なかった事を出来る様にするのが、彼等の仕事だからだ。

 

するとI士は、腰を屈めて、両腕を後ろに構えた。 そう、上半身のバネと腕の反動を利用するのである。 うん、これならもっと遠距離まで飛べそうだ!

 

と言う訳で、I士と同じ様にやって見た。 しかし、飛距離は思った程、伸びなかった。 これは、マジ大変だ。(滝汗) 家で、自主トレをしなければ・・