パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ337―「突進して、転倒してしまいました。」  

さて今日は、9月最後のリハビリ日だ。 そこで、妻の運転で総合病院に出掛けた。 そしてM医師による予診の時、

 

   「実は先週の〇曜日、突進して、転倒してしまいました」

 

と申告した。 するとM医師は転倒回数を尋ね、キーボード入力した。

 

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定刻、I士が現れ、リハビリが開始となった。 するとI士は、冒頭

 

   「どうですか、調子は?」

 

と訊いて来た。 私が転倒した事は、M医師の書き込みで知っているので、私は詳述した。

 

   「いやぁ、転倒してしまいました。 右手に杖・左手に紙袋を持っていたので突進してもどこにも掴まれず、トットットと突進してそのまま倒れてしまい、左手の小指に擦過傷を負ってしまいました」

 

と言いながら、怪我の部位を彼に見せた。 すると、彼が

 

   「血は、出ましたか?」

 

と訊いたので、肯定の返事をした。 きっと傷の修復がきれいに進んでいるからだろう。

 

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さて、いつも通りのマッサージやストレッチを終え、I士は私に四つん這いになる様指示した。 そして、左右の手のみを片方ずつ水平に上げ、続いて脚でも同様の事をやり、最後に対角の手脚で行った。 この時、手脚を高速で伸縮もした。 ただ、段々伸縮速度が上がると、脚が水平まで上がらなくなり、彼から檄を受けてしまった。

 

そして、いよいよ本日の新技に入った。

 

彼も台の上で四つん這いになり、右手・左足、左手・右足を交互に持ち上げた。 ここまでは前回・前々回、行なった。 そして、そのまま台の上を進んで見せた。 要するに、ハイハイである。 私も真似をしたが、彼ほどのストロークが取れない。 彼は1歩が、50cm位あるのである。 つまり、台の長手方向(180cm?)を4歩で進んでしまうのだ。

 

そうして、ハイハイで戻る時も、大きなストロークである。 要は、最初の1歩の時、手を長く、遠くに出せば良いだけの事であった。 これで、I士に「合格」を貰えた。