読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ331―それは、唐突に・・  

私の上半身は、思いっきり伸びた。 続いて、今度は前に屈め・・と言う。 そこで言われる通りに屈んだら、まだ足りなかったらしく、

 

   「もっと深くぅー、自分のお臍を見る様にぃ・・」

 

と言われた。 そう、上半身の屈伸+バランス+踵着地の練習だ。 これを何回かやっていると、受付の女性が私の「受診案内票」を持って来て、こう言った。

 

   「今日は採血と検査がある日ですが、まだやってないですよね? 血液検査の結果が出るまで1時間位掛かるので、先にそちらを済ませないと、帰りが遅くなっちゃいますよ!」

 

そう言われて改めて「受診案内票」を見ると、リハビリの前に採血と心電図・・と書いてある。 急いで、待合室の妻を呼び、検査室へ向かった。 ・・と言いたいが、脚が言う事を聞いてくれない。 妻は車椅子を借りた方が早い・・と言ったが、もう直ぐなので、このまま歩いて行く・・と言った。

 

すると途中で、病院スタッフが声を掛けてくれ、そこへリハビリの受付嬢も来たので、車椅子をお願いした。 所が、どこまで行ったのか中々帰って来ない。 余り遅いと、リハビリの時間も無くなってしまうので、チョッピリだけイラッとしてしまった。 しかしそれは、善意で車椅子を取りに行ってくれた人に失礼だと、反省をした。

 

私はやがて届いた車椅子に乗り、妻の操作で検査受付に「受診案内票」を見せ。採血をして、心電図も測定した。 妻が、

 

   「前回(の受診時に)、先生は(今回)検査があるって言って無かったよねぇ・・」

 

とポツリと言った。 確かに、唐突だった。 もし事前に検査がある事を知っていれば、少し早目に病院に着かなければならない・・

 

   ―――――――――――――――――

 

そんなこんなで、T嬢の待つリハビリ室に戻ったのは、残り14分を切っていた。 そして、T嬢は、杖を私に渡して、

 

   「グルーっと一周、歩いてみましょう」

 

と言い、私の横に並んで、一緒に廊下を出て元の台に戻った。 その際、

 

   「ハイ、踵から(着地しましょう)、踵、踵、踵・・」

 

と声を掛けるので、自然と踵から着く様、意識してしまう。 続いてT嬢が質問した。

 

   「家の中でも、杖を使っていますか?」

 

に対し、私が否定すると、

 

   「じゃあ、壁伝いに? そう! じゃあ、次は杖無しで歩いて見ましょう」

 

と杖無しで同じルートを辿った。 こうして、予定時刻を5分過ぎるまでやってくれた。

 

リハビリを終えると、次は、脳神経内科の受診である。 私は先程の車椅子で運ばれた。