読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ328―すくみ足の対処法  

で、Kは一生懸命メモを取りながら、I士に質問もしていた。 そして、I士は私の歩行能力を調べるために(、そしてKに歩行状態を見せるために)、室内を脚を高く上げながら、歩く様、指示した。 直ぐ後ろからI士が付いて来て、

 

   「高く、もっと高く!」

 

と囃し立てるので、手を抜く訳にも行かない。 そして、2往復した後、今日の新技に移った。

 

I士は私を平行棒の間に案内し、私の目前の床に高さ5cm程の台を置いた。 I士は更にその奥に、私の方を向いて位置した。 つまり、平行棒の間に私とI士とが少し離れて向かい合い、二人の間に低い台が置いてある。

 

さてこれで何をするのかと言うと、I士は自分の右足を台に乗せて引っ込め、今度は左足で同じ動作をし、それを繰り返した。 4拍子である。 平行棒に掴まっているのに、これを私がやると、その4拍子が上手く続かない。 それを見て、I士は

 

   「台の上には、足は置くだけでイイんです」

 

と説明した。 ナルホド、重心を置かなければ早く出来る。 すると、彼は私と同じステップを踏み、拍手でリズムを取りながら、

 

   「両手は、(平行棒から)離せますか?」

 

と訊いた。 きっと、足を上げて歩くシミュレーションなのだろう。 ただ、手を離すと正確なリズムを刻むのが難しくなる。 その理由をI士が説明してくれた。

 

   「台の上から足を戻すのが、早過ぎるんです」

 

と。 ナルホド、その瞬間は片足立ちになるので、不安定だ。 だから、早くもどして安定しようとしていたのだった。 その不安定の度合いにより、戻す時間が異なるため、リズムが乱れるのだ。

 

で、私が足を台から戻す時も力を抜かずにやったら、OKを貰えた。 すると続いて、もっと難しい課題を出して来た。 それは、

 

   「自分で拍手もできますか?」

 

と言うモノだ。 これなら、台から手を離さざるを得ない・・ しかしこれは、F難度級の難しさだった。

 

と言うのは、手拍子と足のリズムの両方を同時には取れないからである。 第一、手拍子をキチンとやろうとすると、足への意識が薄れてしまう・・ 私のアンバランスを見て、I士は

 

   「バラバラになっちゃいますね!」

 

と言った。 確かに、難しい・・

 

こうして、Kとも挨拶をして、この日のリハビリを終えた。