パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

認知症―2

これは、なかなか手強い! そこで、更に2週間後に今度は義妹と妻のみで受診に行き、実情をかかりつけ医に話して、漢方薬(「抑肝散」)に処方を切り替えて貰った。 これなら、

 

   「漢方薬って、身体にイイんだよね!」

 

と言いながら、服薬した。

 

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ここまでの症状を纏めると、

 

   ① 短期記憶障害  (=自分で仕舞った場所を忘れてしまう)

   ② (被害)妄想 (=妻が現金や通帳を盗んだ)

   ③ 作話          (=義弟が義母宅で無くなったハズの通帳や現金を発見すると、

「○○(妻)がばれない様に、そっと戻した」と)

   ④ 激怒          (=人格が変わった様)

   ⑤ 誤解          (=一番身近な人を泥棒だと信じ込んでいる)

   ⑥ 不信          (=「○○がセンセに告げ口をするから、変な薬が増えた」と)

   ⑦ 繰り返し      (=夜、義妹に電話で何度も何度も、同じ話しをする)

   ⑧ 錯綜         (=日時の概念が曖昧になり、イベントの前後関係を間違える)

 

だろうか? これって、典型的なアルツハイマー認知症の初期症状である。 こうなったらチャンと検査をして、今からキチンと治療しなければならない。 そこで、かかりつけ医に紹介状を書いて貰い、最寄りの大学病院の神経内科に予約を取った。

 

次は、介護の問題である。 先ずは、介護の認定を取得しなければならない。これは、新しい環境で新しい人と接すると、認知症の症状を緩和するからである。 即ち、身内とばかりはなしていてはダメだから、ディケアを利用するためである。 

 

それには、市に申請し、実際に義母の認定調査を受け、主治医の意見書を添えて、介護認定審査会に掛けて「要介護認定」を得る必要がある。 実際には、義妹が市役所に電話をして、地域包括支援センターの電話番号を訊いた。 その連絡を受けた妻が実際に支援センターに架電をし、義妹と妻のみで相談の予約を得た。

 

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さて予約日に行くと、認知症専門の相談員が応対してくれた。 その人が認定調査に来るらしい。 で、話して行くと、「認知症と言うだけで、要介護1」と認定されるらしい。 つまり、その認定を基に在宅でサービスを受ける計画を立案できる・・と言う事である。

 

では、その「認定調査」がいつなのか? これは5月下旬になるそうだ。 と言うのも、

 

   「この所、そういう件数が多くて・・」

 

と言う事らしい。 しかし、事の緊急性から、仮の認定通知書を発行してくれた。

 

え? 私がなぜ、そんなに熱心なのか、ですって??? ・・と言うのは(原因や程度は別として)、「いずれ、我が身」だからだ。