パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ313―「大きく!」

今日は5月上旬の2回目のリハビリの予約日だ。 そこで、妻の運転で総合病院に出掛けた。 M医師による予診を受けて待っていると、定刻になっても担当のI士が前の患者に係っている。 そこで定刻5分過ぎになったので、私は待合椅子から立ち上がり、受付に行こうとした。 それは、「開始時刻5分前になっても、担当が来ない時は、受付にお申し出ください」と掲示してあるからだ。

 

すると立ち上がろうとした時、丁度、I士が現れた。 そして、空いている台を探して、本日のリハビリが始まった。 先ずは体調の確認である。

 

   「どうですか、調子は?」

 

と言うI士の質問に対し、私が肩をすぼめると、彼は理解し、

 

   「声は出難いですか?」

 

と再質問した。 私が出難い旨を答えると、

 

   「そうですか・・ 調子悪い時って、座っている時の姿勢も・・」

 

と言いながら、彼は背中を丸めて見せ、前傾姿勢をやって見せた。 自分としては、せめて座位では、姿勢良くしていた積もりだったのであるが・・

 

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で、マッサージとストレッチから始まった。 それも、要求レベルは、毎回高くなって行く。 例えば、上半身の回旋。 四つん這いになったまま、例えば右手を真上に上げ、上半身を開くのであるが、この時、更に右手をバウンドを付けて動かして見よ・・と言う。

 

既に目一杯上げているので、自分ではできないでいると、彼が手伝ってくれた。 左右共、振幅は10cm程で10回×2回ずつ×2(左右)行った。

 

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そして、今回は新技と言う新技は無かった。 それでも、普通歩行、膝を手で叩きながらの歩行、脚を前にキックしながらの歩行をやった。 この時、「大きく!」、「もっとユックリ!」と檄が飛ぶ。

 

こうして、残り5分となった。 まだ時間があるので、台に腰掛けて左右のバランスの練習を行った。 やがて終了時刻となったので、次々回の予約を取って今回のリハビリを終えた。

 

次々回は診察日であるが、I士が丁度休みなので、代理となった。 時計は確かに終了時刻を示していたが、始まりが5分遅れなので終了も+5分なら納得が行くが、これでは5分間損したままである。