春の訪れ
去年から「暖冬だ、暖冬だ」と言われていたが、2月に入ったら、チャンと平年並みの寒さが到来した。 ただ、暖かい日も交互にやって来るので、着る物で調節するのが大変だ。
そうは言っても、自然は矢張り春がチャンと近づいている事を知らせて来る。 例えば、桃や梅の開花や、ふきのとうの出穂(?)である。 ふきのとうの葉は全て枯れていても、丸い小さな蕾が枯葉の間から顔を出し、春の陽を待っている。
そんなふきのとうを幾つか摘んで、茹でてみた。 鰹節と醤油を振って口に運ぶと・・ ほろ苦い味が口中に広がり、季節を感じさせる。 なぜか、この季節は苦いものが、美味しく感じる。 きっと、冬から春への移ろいに準備するために、身体を目覚めさせるためだろう。
―――――――――――――――――――
大変なのは、樹木の剪定である。 梅・栗・柿・キウイフルーツ・デコポン・無花果・柚子・金柑等の生り物、ベニカナメ・ドウダンツツジ・アオキ等の生垣、その他諸々の樹木、例えば銀杏・棕櫚・ツツジ・金木犀・椿がある。
勿論、梅やキウイフルーツの剪定は1月に済ませてあるが、その他は2月が適期である。 しかも、芽が動き出す前に終わらせなければならない。 結構、忙しいのである。
先ずは、ツールの準備である。 太い枝は充電式の鋸、細い枝は剪定鋏が基本である。 その他、手引きの剪定用鋸や脚立が必要である。
――――――――――――――――――――
さて、私は剪定は素人である。 それでも、重なり枝・車枝・徒長枝等を切らなければならない。 特にキウイフルーツは、ここ数年剪定してないと思われ、徒長枝ばかり・・ これは、分枝から芽2つ残して切るらしい。 また、梅などのバラ科植物は前年伸びた枝に花が付くので、徒長しても残し、先端を詰める必要がある。
後は生垣の処理である。
ドウダンツツジやアオキ、サンゴ樹、ベニカナメ等、数種類の生垣がある。 勿論、毎年ヘッジトリマーで刈っているが、どうしても高くなったり厚くなったりしてしまう。 そこで天面と側面とを剪定するのであるが、ドウダンツツジは落葉樹なので今は新芽ばかりなので、これらは残さなければならない。
進行性核上性麻痺もあるので、刃物を持って歩くのに十分留意しなければならない。 また、脚立に登っての作業も同様である。
そんなこんなで、約1ヶ月掛かってしまった。