パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ298―「イイっすねぇ」

さて、1月の中旬にもう一度リハビリの予定が入っていたが、降雪によりキャンセルを申し出た。 そこで、下旬に2回予約を入れて貰った。 今日はその前半である。

 

いつもの様に妻の運転で、総合病院に行き、M医師の予診を受けた。 長椅子に腰掛けて待っていると、ピタリ定刻にI士が現れ、施術が始まった。 すると、彼から切り出した。

 

   「前回(の予約日に)は、雪で来られなかったんでしょう?」

 

   「えぇ、そうなんです・・」

 

   「私は、歩いて来ましたけど、ね!」

 

   「じゃあ、(患者がいなくて)ガラガラでした?」

 

   「いや、いつもの半分くらいかなぁ・・ 歩いて(病院に)来る患者さんもいますから」

 

と言う状況だった様だ。 

 

さて、今回の新技は?

 

台の上で両脚を屈め(体育座り、幼稚園児の「お山お座り」)、両手で両膝の後ろを持つ。 (両手を両膝の後ろで組んでも良い。) この状態で、両足を持ち上げる・・と言う。 つまり、尻だけが台に接する「起き上がりこぼし」になる。 その状態を維持するのだが、バランスが難しく、大体後ろへ倒れてしまう。

 

そこで後ろへ倒れそうになった時、両膝を伸ばしてみた。 すると、重心が前方に戻り、体勢が戻った。 それを見ていたI士は、

 

   「そう! イイじゃないですか!!!」

 

と、称賛してくれた。 そして、次の新技に移った。

 

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今度は靴を履き、台に腰掛けた。 その状態で、上体を右に倒すらしい。 この時、左の尻が浮かない様に留意し、胸から上を右に倒した。 どこまで倒すかと言うと、右肘が台に付いて、体重を支える位までだと言う。

 

I士はその状態で、私の左脇腹を引いた。 勿論、胸から下は真っ直ぐのまま、胸から上を屈曲させるためである。 このストレッチを、左右を入れ替えて繰り返した。

 

そして最後に、起立して両手を頭上で組み、同様な事を行った。 子供の体操で言えば、「バナナ、キュウリ、バナナ、キュウリ ・・」である。 そして、ラジオ体操の捻転を行った。

 

   「イイッスねぇ・・」

 

と評価を得られた。 つまり、上半身の柔軟性は十分である・・と言う事である。

 

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そして、I士は私の左腕を見て、

 

   「おっ! Fitbitですねっ!」

 

と言った。 Fitbitを付けている事は、前回、言ってあった。

 

   「えぇ・・ 一日2,000歩を目標に、歩いていますよ」

 

と答えると、彼のコメントは意外だった。 それは、その分(の時間? 努力?)をストレッチに当てた方が効果的だ・・と言う内容だった。 う~ん、ウォーキングを否定はしていないものの、目標として何をどの辺まで設定すれば良いのだろう???