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パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

腹部エコー検査―2

こうして、漸く検査を受けられる事になった。 検査技師は、長い髪を後ろで一本に束ねた、面長の女性だ。 先ずは、患者氏名と生年月日による本人確認が行われた。

 

続いて彼女の案内で、私は靴を脱いで検査用のベッドに横たわり、服を目一杯たくし上げ、ズボンを陰毛の近くまで下げた。 すると技師は、ズボンの縁を巻く様にタオルを置いた。 プローブのゼリーで、服を汚さないための配慮である。

 

技師はプローブにゼリーを塗り、それを私の腹上で滑らせた。 すると、モニター上にプローブの動きに同期した白い像が動き始めた。 準備完了である。

 

その後、技師は時々ゼリーを足しながら、私の体の隅々までプローブを滑らせ、スナップショットを次々と撮って行った。 でも同じ様な画像があんなに並んだら、どれがどこの画像か分からなくなるのでは? と心配したが、どうやらそれは杞憂らしい。

 

と言うのは、エコー像の右下に小さなイラストがあり、そこにプローブを置く位置がグリーンのラインで示されているのだ。 きっと測定のプロンプターなのだろう。 これなら簡単だ(=撮り忘れもないだろう)し、紛れも少ない。 上手い事を考えたものだ。

 

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途中息を大きく吸って止めたり、横向きになったりしながら、こうして正味15分程で検査が無事に終了した。 検査中に何かあった様子も無く、私が見ても特別腫瘤の様な不整形も見当たらず、ひとまず安堵した。 まぁ、普通は患者が技師に、

 

   「どうですか? 何かありましたでしょうか?」

 

と訊くのであるが、技師は決まってこう言うのである。

 

   「あ、今日の結果は後日、センセから直接お聞きになって下さい。」

 

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まぁ、腹部超音波(エコー)検査は非侵襲的なので、痛くも痒くもない。 問題は、この後の内視鏡検査である。

 

そこで私はゼリーを拭い、衣服を整えて、技師に礼を述べ、外で待っていた妻と共に内視鏡検査受付へと向かった。

 

尚、内視鏡検査室は、先程のエレベータで2階に降りると、正面に見える。 今度は迷う事も無い。 早速、扉を開けると、かなり広い待合室と、患者数人が見えた。

 

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早速、受診案内票を受付に出すと、暫くして受付嬢がリストバンドを付けに来た。 そこには氏名や生年月日などが印刷されていた。 ナルホド、これなら患者の取り違えは無い。

 

しかし、予約時刻まで1時間以上ある。 待合室のテレビ画面には、麻酔までの手順(経口と経鼻の両方)が(交互に)ビデオで流れているが、何度も同じモノを観ていると、3回目位からは飽きて来る。

 

そして、予約時刻の10分遅れで看護士に呼ばれた。