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パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

救急搬送―5

新年、明けましておめでとうございます。 本年も引き続き、私の駄文をご高覧下さい。 また何か気になる点がございましたら、ご批判のコメントをお寄せ下さい。

 

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遂に、「その時」が来たのである。 カテーテルの準備ができたらしく、看護師は私のペニスを左手で持つと、クリッと包皮を後退させて亀頭全体を露出した。 そして、脱脂綿の様な柔らかいもので清拭後、ルブリケーター(キシロカインゼリー?)を指に付け、亀頭先端の外尿道口に2~3回、擦り込んだ。

 

・・のだろう。 と言うのは、男の体で一番敏感な所を触られているので、どこをどうされているのか、良く分からないのである。 

 

こんな感覚は、初めてである。 勃起していなくてもこれだけの快感である、もし勃起していたら・・ 

 

いや、初めてではない。 舌を入れられた時のアノ感覚である。

 

と思っていると、続いて何かが亀頭に当たる感覚がした。 そして、その何かが体内に入る感じがして、その直後、尿道が熱くなった。 カテが入ったのだ。 そしてその熱さが段々と肛門側に伸びて、フと消えた。 どうやら、会陰部を過ぎたらしい。

 

すると、紙コップの壁に液体が勢い良く当たる音がした。 上手く採尿出来た様だ。

 

今度は、さっきの熱い感覚が、下の方から上がって来て、最後は亀頭の直下で消えた。 カテを抜き終わった事が分かった。 その後、包皮を戻して終わった。

 

   ――――――――――――――――

 

決して邪心はないものの、それにしても情けないのは私のペニスである。 半勃ちの方が入れ易い・・とは、聞いた事があるが、「チャンス」を目前にして終始うな垂れたままだった。 

 

こうして、期待外れのまま導尿は無事に(?)終わり、看護師が検体を持って出ると、ほぼ入れ違いに妻と長女が入って来た。 

 

妻と談笑していると、長女は椅子に座ったまま舟を漕ぎだした。 まだ、血液検査の結果も来ないし、採尿したばかりである。 時間が掛かりそうなので、長女に車のリモコンを渡して車中での仮眠を奨めた。

 

その間、モニターでバイタルを見ると、HR=67、SPO2=96、Pulse=63、NBP=120/79(88)、RR=10となっていた。 (NBPの後ろの88は、平均値である。) まぁ、正常域で、安定している。

 

それから30分位待ったろうか? H医師がカーテンを開け、血液検査の結果が出たので説明する・・と言う。

 

   「先ず結論から言って、血液検査では異常はありませんでした。 では痛みの原因は何かと言うと、今の段階では分かりません。 でも可能性としたら、私は3つ考えています。 1つ目は逆流性胃腸炎です。 その原因は、ピロリ菌です。 ピロリ菌の検査はした事がありますか?」

 

   「はい」

 

   「いつ頃ですか?」

 

   「・・ 10年 ・・ 位前で、陰性でした。」

 

実は、私はこの総合病院で、血中の抗ヘリコバクターピロリの抗体価を検査した事があったのだ。 そして、H医師の説明は続いた。