パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

明太子スパゲッティ

2015年9月下旬の連休を、世はシルバーウィークと呼ぶらしい。 しかし、完全退職した私には「毎日が日曜日」であり、4~5連休の有難味は分からない。 それに妻が「線香参り」に出掛けるので、留守番をしなければならない。 午前10時頃出掛けても、お話し大好きオバサンに捉まると、帰宅が昼になってしまう。

 

そんな時は、私が台所に立つのであるが、前々から辛子明太子が買ってあったのを知っている。 そう、今日の昼は「明太子スパゲッティ」である。

 

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問題は、湯である。 PSP-PAGF(病名)のために足元が覚束なく、水(湯)の入った鍋を運べないのである。 では、どうやって、麺を茹でる? それには、コンロ上に鍋を置き、薬缶で水を注ぐのである。 薬缶なら、片手で持てる。

 

そこで鍋に湯を沸かし、塩を入れ、スパゲッティ(一人100g)の乾麺を入れた。 7分茹でなので、6分半にタイマーをセットした。

 

その間、明太子を袋から出し、海苔を刻んで置く。 さて、6分半経つとコンロは自動消火し、麺が茹で上がる。 そこで隣のコンロのフライパンにオイーブオイルを敷き、トングで茹で上がった麺を鍋から移す。 これにより、熱湯を運ばなくて済む。

 

フライパン側のコンロを点火し、バター(一人キャラメルの半分位)・醤油(一人1廻し)、コンソメ顆粒(適量)入れ、トングを用いて素早くかき混ぜる。 バターが融け、醤油の色が麺に均一に着いたら麺は出来た。 因みに醤油はわざと焦がして、香りを出す。

 

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大きめの白磁皿にトングで麺を盛り、頂上に明太子を乗せ、刻み海苔を振りかける。 これで完成だ!

 

   「いっただっきまーす!!」

 

おっとその前に、写真を撮っておこう!!!

 

   http://f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20150928/20150928162114.jpg?1443425151

 

って、撮影に手間取っている間に、刻み海苔が麺からの湯気で、ふにゃふにゃに・・

 

早速フォークで麺をすくい、麺だけを食べてみる。 すると・・ 焦げた醤油の香りがトップで鼻腔を抜ける。

 

   「うん、美味いっ!!!」

 

もう、麺だけでも食べられそうである。 

 

因みに、世の中には、食前に明太子と麺とをかき混ぜてから食べる無粋者が、半分位いるらしい。 まぁ、そんな輩に限って刺身を食べる時にワサビを醤油に溶いたり、蕎麦を食べる時にワサビを汁に落としたりするのであろう。

 

まぁ、言い出したらキリは無い。 イタ飯に限って言えば、スパゲッティにタバスコを振ったり、夜にピザを食べたり・・とか?

 

本題に戻って・・ これは、我が家の定番料理だ。 もし、作ってみるなら・・ 麺のゆで汁に塩分が含まれ、明太子が辛いし、バターの塩味もある。 味は、好みで調節して欲しい。

 

蛇足であるが、7分茹での麺を6分半で打ち切った理由は明々白々であろう。