毛虫にやられる
8下旬の某日、前日の雨も上がり明るい朝となった。 気温も上がりそうだ。 今日は、ベニカナメの丈を詰めよう。 そこで、長ズボンのジャージに脚部の長い靴下を履き、膝当てを付けて、準備万端! 電動の園芸用工具は、フル充電してある!!!
さて、ベニカナメの天面を電動の剪定鋏で摘み初め、下の方から伸びた徒長枝は、電動の鋸で落として行った、
作業は順調である。 しかし、藪蚊が出て来たので、一旦戻り、虫除けスプレーを両腕と首に吹いた。
こうして刈り進めて行くと、途中、枯れた葉に蜘蛛の巣が絡んでいたが、これらも電動剪定鋏で落として行った。
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所が、急に右腕が痒くなった。 見ると、蚊に刺された様だ。 余りの痒さに、液体ムヒ(抗ヒスタミン剤)を付けようと家まで戻る頃には、刺された痕は大きくなっている。 それを見た妻が、
「これ、蚊じゃないわよ。 毛虫よ!」
と言うので、全部脱いでシャワーを浴びた。 脱いだ服に小さな毛虫が付いているのを妻が見つけ、処分し、洗濯を始めた。 尚、小さな毛虫は体長12mm×直径1.5mm程の乳白色でその一端が赤く、「カレハガ」の若齢幼虫の様だ。
ご存じとは思うが、念のため・・
葉が濡れていると毛虫は剪定の振動で落ちずに、葉に留まっている。 そこへ腕を近付けると毛虫の毛が飛び、毛が腕に付着すると炎症を起こす。 事実、半袖の内側(露出していない部分)にまで、赤発がある。 他にも、首の左側にも赤発があるが、これは毛虫の毒の付いた指で触ったからだろう。
将に、典型的な「毛虫皮膚炎」である。 原因としては、「チャドクガ」が多い。
http://happyslow.com/modules/pico14/index.php?content_id=18#top_of_pico_body
そう、この場合、体表に残っている毛を洗い流すためにシャワーを浴びたのである。
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やがて、赤発が融合して丘疹になり、熱を持っている!?! そこで、フルコート(合成副腎皮質ホルモン軟膏)を塗った。
一応、救急の処置はした。 別に痛くも無いのであるが、兎に角、痒いのである。 もう、掻き毟りたい程である。 その余りの痒さに、夜は布団の中でついボリボリし、中々眠れない。
そして朝起きると、赤味は引いたが、刺された所の中央に小さな水泡がある。 う~ん、参った。
教訓:蜘蛛の巣に見えたのは、蛾の巣だった。 次回からその風下では作業せず、長袖の服と手袋、防止、そして出来ればマスをも着用し、首にはタオルを巻こう。 尚、ゴーグルをすれば理想だが、せめてサングラスも忘れない様にしよう。
追記:一週間後には、痕は残るものの、症状は消えた。 三週間後には痕も消え、完治した。