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パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診察201508―4

その他にも、妻は私の開眼失行も訴えていた。

 

   「それと、先生・・ 主人は目が開かないみたいで、物を探すとき、こんな風にしてるんですよ。」

 

と、テーブルの上の物を手探りしている様子を真似てみた。 そこで私が、

 

   「開眼失行・・なんですぅ・・」

 

と言うと、S医師は私の目を見詰めて、

 

   「う~ん、それはなさそうねぇ・・ 開眼失行と言うのは、手で開けようとしても開かない事なのよ・・」

 

と否定した。 確かに疲労時には、指で瞼を開けようとしても、開かない時もある。 しかし、S医師に限った事ではないが、人と会っている時は、失行はないのである。

 

   ――――――――――――――――――――

 

さて、いよいよ、処方と次回の予約日の調整を残すのみとなった。 S医師は、私の正面に向き直り、私の目を見て質問した。

 

   「お薬ですが、シンメトレルが効いてるみたいなんですが、どうします? 増やしてみます?」

 

   「えぇ、お願いします。」

 

   「じゃあ、今は朝晩1錠ずつだけど、これを朝昼晩の3回にしましょう?」

 

   「分かりました。」

 

   「でも、調子悪くなったら、元に戻してね!」

 

と言う事で、シンメトレルが1錠増えた。

 

   「次回ですけど、いつにしますか?」

 

   「ええとぉ・・ 10月○日はいかがですか?」

 

   「14:00なら空いてますけど?」

 

   「では、それでお願いします。」

 

   「ひと月半後ね! じゃあ、今日はもうイイですよ。」

 

と言う事で、8月の診察を終えた。

 

それにしても、処方の決定に患者の意見を訊いてくれるのと、患者の自己判断で処方を変更して良い・・なんて、随分と信用されたものである。