リハビリ271―姿勢を正す
2015年8月の上旬となった。 暑さは相変わらずである。 最高気温は西の多治見・東の館林が競い、東京も酷暑日の連続日数の記録を更新中である。
そんな中、総合病院のリハビリに、妻の運転で出掛けた。 幹線の国道を走っていると、外気温の表示が40℃となっている。 百葉箱内は、35℃前後だろう。 しかしアスファルトの上は、太陽からの直射日光・自動車の排気ガス・道路沿いの建物からの輻射熱・エアコンからの排熱などの相乗効果などにより、高温になるのだろう。
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で、今回のリハビリの内容は、いつもと異なっていた。 いつもは脚(下半身)のマッサージやストレッチから入るのであるが、今回はそれらは全く無かった。
開始早々、担当の理学療法士であるI士は、私の左肩近くに位置して、左肩関節の可動域を広げ始めた。 実は3年半前(2012年1月)に、突進→転倒→骨折(左上腕骨)をしてしまい、半年間、同じ総合病院の整形外科に通っていた。 その結果、左腕を長期間固定していたので、可動域が右肩のそれよりも狭くなってしまっていた。
彼もそれを承知していて、歩容の改善のためには、左右が対称である必要があると考えたのであろう。 ま、それは正しいのであろうが、関節(の可動域)を広げるのは、兎に角痛い。 その痛さは、四十肩の治療で経験している。
その後、右肩にも同様の施術を行った。
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さて、その他にも首のマッサージを行った。 これは私が振り返った時の角度が足りないからだろう。 実際、左右に夫々90度位しか回らない。 肩と一緒に回しても、120度程であり、視線が辛うじて真後ろに届く位である。 要するに、上半身が硬いのだ。
歩容を決定的に悪くしているのは、後は、円背(えんぱい)である。 これには色々な要素があるらしい。 例えば、胸椎の問題や肩甲骨の問題である。
この内、後者で言えば、左右の肩甲骨の距離が多いらしい。 そのため、間隔を狭めて胸を張る練習も行った。
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その他、今回は四つん這いや仰向けで対角の膝と肘を付ける運動や、歩行と急停止・早歩きと急停止の訓練を行った。
こうして今回のリハビリを終えたが、I士の評価は全体的に高かった。 彼は、
「前回(の診察で)増えたお薬は、今も続けているんですか? 何か、良いみたいですねぇ・・」
と、評価した。
確かに、それ(=シンメトレルの効果)もあるだろう。 でもそれだけではない。 きっと仰向けでの膝・肘接触運動は自宅のヨガマットの上で練習を続けていたり、この病気では歩くより小走りの方が得意なのを知らないのだろう。