パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

年金事務所にて―障害厚生年金の額改定請求

さて、前回の診察で、私は現在3級の障害年金を2級にすべく「事後重症化」の申請に必要な診断書をS医師にお願いし、書いて貰った。 そして、「額改定請求書」を市役所でゲットし、妻の戸籍抄本を添えて妻の運転で年金事務所に出掛けた。

 

なぜ妻の戸籍抄本が必要かと言うと、障害厚生年金の2級以上には、配偶者分の加給年金があるので、婚姻関係にある事を証明しなければならないから・・らしい。

 

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さて、年金事務所に着き、総合受付で用件を伝えると、受付用紙と番号札が渡された。 そして待合室頭上の電光掲示板に、最終受付番号とブース番号とが表示される。 今回は3人待ちだ。 受付用紙に必要事項を記入して待っていると、15分程で呼ばれた。 

 

指定された番号のブースに行くと、男性が起立して待っていた。 他の受付では、結構若い職員が対応しているが、今回の私達を担当してくれたのは、「社会保険労務士 T」と言う名札を付けた70歳位の初老の紳士であった。

 

私は早速、妻に書類一式の入ったクリアーファイルを出す様に促し、本日の用件である「障害厚生年金の額改定請求申請」の旨を伝えた。 するとT士は、プリンターに数枚を出力し、私の記録と申請書とを照合した。 更には配偶者分も出力した。 どうも、妻の受給資格も調べた様である。 

 

すると、T士は妻の旧姓を尋ねて、KBから打ち込んだ。 すると、妻の厚生年金の加入期間が実際の勤務期間より短い!?! スワ、「消えた年金記録」か! ・・と思ったが、どうも違うらしい。 T士曰く、

 

   「当時は積み立てた厚生年金を退職時に一時金として受け取る仕組みが

有ったんですよ。 奥さんは、一時金を受け取ってませんか?」

 

   「憶えてません・・」

 

   「そうなんです、皆さん、覚えていないんですよ・・ 一時金を退職金の一部だと思っているんですよ・・」

 

   「・・」

 

   「で、一時金を受け取っちゃうと、加入記録が抹消されちゃうんです」

 

と言う。 ナホルド、そう言う事か。

 

それにしても、T士の説明で良く分かった。 

 

その後、額改定請求書は、多少の訂正で受け付けられた。