日光へ―２ - パーキンソン症候群　闘病記

さて、いよいよ注文であるが、鮎の塩焼きは外せない。

串を両手に持ちかぶりついたら、中が熱々で、思わず「ハフハフ」してしまった。　この清流で獲れたばかりの鮎を炙るのであるから、美味しくない訳が無い！　この鮎が2尾で700円である！！！

そして外せないもう一つが、鮎の釜めしである。　メニューには、「3名様より」とあるが、実際に来たものを見て、合点が行った。

そう、実際に釜で炊いたのだ！　うん、これが本当の「釜めし」だ。　3合なので7人で分けても、皆大きい茶碗に一杯ずつはある。

え？　味？？？　愚問だねっ！？！（笑）

この他、焼きおにぎりや、川エビのから揚げを頂戴し、皆、マンゾク・マンゾクとなった。

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さて、「もうこれだけで来た甲斐があった」と思えたが、日光にはエンターテイメントが沢山ある。　そこでその一つとして、「日光さる軍団」を選んだ。　

義弟の運転で日光の郊外を走ると、大きな看板が見えた。　駐車場に車を停めると、義弟が入場券売り場の開催時刻を見に行ってくれた。　次の回まで、1時間以上ある。　ただ、開始15分前になると、入り口の脇で猿が芸を披露すると言う。　そこで、道路反対側のお菓子ファクトリーに入った。

そこで試食を摘まみながら、お土産の甘味を買った。　すると、店内の入り口に置いてある観光案内のパンフレットに、入場割引券が4枚あるのを見つけた人がいた！　すかさず、もう一部を頂戴し、全員の分を確保した。　それに障害者やシニア割引もある！

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こうして入場すると、既に前座が始まっている。　体格の良い女性が法被を着て、一頭の猿を使い、芸をさせている。　そこには、ボケありツッコミありで、会話のテンポも良い。　

大人も子供も楽しめる、上質なエンターテイメントに仕上がっているし、女性の話術も上手い。　・・と言うより、巧みだ。　観客は「見る立場」から、いつの間にか引き込まれ、参加型イベントの「参加する立場」になっている。

そうこうしている間に、いよいよ劇が始まる時間となった。