パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ263―バンザイをしながら立位から蹲踞(そんきょ)へ

今回は、立位と蹲踞の練習をおこなった。 例えば立位で両手を前方に伸ばし、そのまま蹲踞になる。 これは簡単である。 両腕が前方にあるので、前後の重心は両足の間にあるからだ。 この体勢なら、両踵を床に着けられた。

 

すると今度は、バンザイをしたまま、同じ事をしてみよ・・と言う。 で、やってみると、案外難しい。 勿論、重心の位置が後ろになるからもある。 しかし、これが難しいのは、「両腕を真上に挙げたまま」姿勢を低くする事にある。 具体的には、座ろうとすると上半身が前に倒れるので、腕を真上にキープできないのだ。

 

   「これは、難しいんですよ・・」

 

と、I士が呟いた。 まぁ、それなら仕方ない。

 

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続いて台に腰掛けて、タオルを用いた訓練を行った。 

 

台に腰掛け、両腕を肩幅より少し広くした私に、I士はタオルを持たせた。 そして背筋を伸ばして両腕を真っ直ぐ下げ、タオルを後頭部経由で首の後ろまで持って来る・・と言う訓練だ。 すかさず、

 

   「首を前に出さないでくださいね!」

 

と、注意が飛んだ。 そして、またタオルを持ったまま、最初の格好(バンザイの位置)に戻る。

 

うん、肩甲骨の間隔が狭まるのを、実感できる。 ただ、少しタオルが首に触れてしまう。

 

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時間になり、妻が診断書受付から戻っているのを確認して、終了となった。

 

次回の予約の前に、測定して診断書を記入する日を入れてくれる・・と言う。 勿論、その費用は診断書作成代に含まれていので、その日は、無料になるらしい。

 

すると、I士が

 

   「7月1日の12時なら、空いていますよ?」

 

と言うので、それでOKした。