パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診療201506―4

さて、残るは処方と次回の予約日の決定となった。

 

処方では、今回からAmantadine(薬剤名:「シンメトレル」)を加える約束だからだ。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2015/06/06/071510

 

するとS医師は私の正面を向き、私の目を見ながら、こう訊いた。

 

   「シンメトレルを処方しましょうか?」

 

これに対し、私は同じくS医師の目を見て、

 

   「えぇ、お願いします」

 

と答えたが、S医師は依然として私の目を見ている。 その様子を見て妻が、

 

   「センセ、主人は今日から新しい薬が増えるって、楽しみにしてるみたいなんです」

 

とフォローしてくれた。 するとS医師は、

 

   「じゃあ、50mg(錠)を朝晩1錠ずつねっ!」

 

と、恐らく前回の診療後、先輩医師に訊いたり、診療マニュアル・添付文書等を参照してきたのだろう。 でも、私が何か不満そうな表情でもしていたのだろうか、彼女はこう続けた。

 

   「プラミペキソール・・ は、このままにしましょ! 1回の変更は、1個ずつね。」

 

   ―――――――――――――――――――

 

そしてS医師は、次回の予定を私に尋ねた。 私は、

 

   「では、7週間後の8月○日でいかがでしょう?」

 

と言うと、彼女は

 

   「(今回と)同じ時間で良いですか?」

 

と訊き、私が肯定の返事をすると、マウスを動かしてモニターの枠を操作していた。

 

こうして、6月の診察が終わり、会釈をして診察室を出た。 次はリハビリであるが、その前に一波乱も二波乱もあったのである。