パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

ペットボトル

寝苦しい夜が続く。 夏掛けを掛けると暑いし、無いと寒い。 汗をかくためだろうか、夜中に喉が渇くのである。 就寝中は無意識に汗をかきヘマトクリットが上昇し、その結果脳梗塞等の脳血管障害のリスクが上昇する。

 

   「就寝前の、コップ一杯の水で予防できる」

 

とは聞いたが、歩行障害があるので、夜中のトイレが億劫・・と言うか、転倒の危険がある。

 

では、どうしたら良いのか? 枕元に水を用意しておけば良い。 容器は、水差しよりペットボトルの方が便利だ。

 

夜中に、ペットボトルの水を一口飲む。 これが、美味いのである! カラカラの口中に染み渡る水は、将に「甘露」である。

 

   ――――――――――――――――

 

さて、今日の話題は、そのペットボトルであるが、勿論、某お茶メーカーのボトルの転用だ。 採り上げたのは、その精密さに感心したからである。

 

先ずは、飲み口。 ラッパ飲みを想定しているのだろう、バリなど皆無だ。 そして、口が丸くなっていて、唇への当たりが良い。 きっと射出成型なのだろうが、射出口があるボトルの底面中央も滑らかだ。

 

次は、その底面である。 圧力を分散し、強度を上げるため、凹凸が付けてある。 それなのに、平面に置いた時ガタガタしないのである。 それを当然だと思っている読者はいないだろう。

 

その次は、嵌合である。 試しに、ペットボトルの蓋を閉めて欲しい。 決して、斜め嵌合等の不正嵌合を起こさない。 その秘密は、キャップの内側の溝にあった。 その秘密は、読者自身で実物をご覧いただければ明々白々。 普通の容器のスクリューキャップと、比較して欲しい。

 

最後は、インナーである。 これはボトル本体の口部とキャップの内側の天面の「当たり」で構成される漏れ防止の仕組みの事だ。 キャプを閉めて行くと、やがてインナーに当たる。 この当たりがしっくり来るのである。 当たりが弱いと漏れてしまうし、強いとインナーの材質がへたってしまい、次回閉めた時の漏れの原因となる。

 

しかし、弱くても漏れないし、強くてもキャップ側が弾力を失わない。 更にはインナーが、スーッと回転しながら入って行くのである。 当然の様に思えるかも知れないが、この精密度は素晴らしい事である。

 

その他、列挙こそしないが、偏肉がなく本体の厚みが均一で、透明度が高い。 これだけの精密品を、一体いくらのコストで作っているのだろう。

 

尚、成型圧の均一さは、偏光フィルターを通すと分かる。 光軸を直角にし、真っ暗になった偏光フィルターの間にペットボトルを入れると、一目瞭然・・ 無理に引っ張られた所は、その力方向に、虹色がみえる。