パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

気功24―2ヶ月ぶりの施術

2015年4月上旬、2ヶ月ぶりに気功の施術を受ける日となった。 そこで妻の運転で、気功師の家に出掛けた。 久しぶりに見る景色は、すっかり春になっていた。 桜の満開は過ぎたものの、まだ淡いピンクを残し、芝は僅かに緑を湛えていた。

 

通路を半分ほど進むと、気功師が扉からチョット顔を出し、引っ込めた。 きっと来訪者が我々である事を確認したのだろう。

 

さて、気功師が笑顔で出迎え、いつも通りの施術が始まった。 今回は特に右肩甲骨の辺りをさすっていた。 50分程してうつ伏せから仰向けになり、更に10分程で施術を終えた。

 

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さて、甘いコーヒーを戴きながら、先ずは私の健康状態の説明から始まった。 その説明によると、フィジカルには極めて良いそうである。 すると、それを聞いた妻が、コメントした。

 

   「そうなんです、主人は血液検査で善玉コレステロールが基準値より少し高い位で、他に悪い所が無いです。」

 

でも、メンタルには何かありそうだ。

 

   「でもね、頭の中がゴチャゴチャと、一杯なの。 きっと色んなことを考えているのね? ご自身の病気の事とか?」

 

          「そうなんです、先日、進行性核上性麻痺・・と診断され・・」

 

          「まぁ、医者は処方するにも、何か病名を付けなきゃならないから・・ それに、ご自分の病気をインターネットで調べたり・・してるでしょ?」

 

          「ええ、一日中パソコンに向かって・・」

 

         「それがダメなのよ! 自分が一生懸命調べようとしていると、神様は『おや? この人は、この病気になりたいのかな?』って思っちゃうの。」

 

まぁ、神様云々は別として、余り病名や病気にとらわれ過ぎてはいけない・・と言う事なのだろう。

 

そして、気功師は、昔渡した我が家の地図と間取り図とを出してきて、こう言った。

 

   「塩は、差し上げましたっけ?」

 

と。