パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

ボーエン病

3月中旬の今日は、親戚の男性(58歳)の手術日である。

 

何の手術かと言うと、ボーエン病である。 聞き慣れない病名だが、「皮膚癌」の一種らしい。 その内で、上皮に留まっているのを「ボーエン病」、真皮にまで達すると「ボーエン癌」と呼ぶらしい。 (勿論、Carcinomaの一種である。)

 

で、その親戚の場合は近くの病院での生検で「ボーエン病」が確定し、某大学病院を紹介された。 もう、これだけで、本人も周囲もビックリである。 先ずは患部であるが本人は「陰部」で通していた。 が、結局「オシッコの出る所」(=ペニスの先端)とゲロした。  大きさは、「長さ、1cm位」と言っていた。 発癌の原因は不明であるが、ウィルス感染がその一つであるらしい。

 

だから、奥さんが冷やかなのだろう。 「全身麻酔なので、ご家族の付き添いが必要」と看護士から説明を受けた時、「仕事があるから(当日は、病院に)、行けない」と答えたとか? 本人は極めてマジだったらしいが、周囲はその話を後日聞き、再度、ビックリである。 それを聞いて看護士が医師に確認したら、局部麻酔でやる事となったらしい。 勿論、そうは言ったものの、奥さんは今日は仕事を代わって貰って、付き添った。

 

で、本人はあくまで全身麻酔を希望し、昨日の入院時に担当医に訴えたが、ダメだったらしい。 そこで本人も局部麻酔で納得したらしいが、腰椎麻酔と混同していた。 医師から

 

   「歯医者で抜歯する時、麻酔するでしょ? あれと同じですよ!」

 

と言われ、三度(みたび)ビックリしたと言う。

 

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で、手術の担当は外科医と整形外科医の2人らしい。 外科医は、分かる。 では、整形外科医の役目は? 患部の切除後、えぐれた患部に肉を寄せて皮を縫合するらしいが、場所が場所だけに、今後のQOSL(Quality of Sexual Life)に影響するからだろう。 まぁ、外野としては「興味」のある所であるが、本人も話したがらないだろう。

 

で、手術時間は45分だと言う。 一般的に手術時間は予定より延びるのが通例であるが、医師はこの「45分間」に強い自負を持っていた。

 

次に気になるのは入院期間であるが、「何も無ければ、2泊3日」らしい。

 

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翌日、奥さんから「無事に退院した」旨の連絡があった。 確かに「2泊3日」である、前泊も含めて・・ きっと手術は成功したのだろう。 

 

その知らせを受けて、私も安堵した。 と言うのは、入院の保証人を頼まれていたからである。