パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

税務署にて

確定申告書は、国税庁のHPで作成・印刷してある。 残りは第四表の作成のみである。

 

受付でその旨を話すと、矢印に従って進む様、案内を受けた。 進むと大きな部屋に着き、椅子が20程あり、10人程が順番を待っていた。 黄色いベストを着た相談を受けるスタッフ(税務署員と思われる)は、4人ほど、その倍の相談中の人がいる。 見ていると、相談時間は人によりさまざまだ。

 

順番は結構早く来た。 と言うのは、相談者が一組で2~3人のケースが多かったからである。

 

さて、自分の担当に相談の趣旨を告げ、申告書第一~三表と第四表のブランクシートを出した。 相談員は、前者を見ながら後者に数字を書き込み始めた。 所が、途中でつかえて、

 

   「チョット、お待ち下さい」

 

と言って、一旦奥に行って、マニュアルを持って来て見比べながら、記入し始めた。 それを見て、

 

   (ま、税務署員が分からないんだから、自分が分からなくても、当然!)

 

と、思ってしまった。

 

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所が、署員が孤軍奮闘しているのを、赤いベストを着た男性がやって来て、

 

   「そんなの、コンピュータでやったら?」

 

とアドバイスをした。 年齢と言い、その様子と言い、上司の様だ。 すると、担当した署員は、

 

   「あちらへどうぞ」

 

と、案内した。 その方向を見ると、パイプ椅子が40程並んでいて、数人が掛けて順番を待っていた。

 

が、なぜか優先的に呼ばれた。 小さな間仕切りの間にはノートパソコンが鎮座して、スツールには青いベストを着た女性が座っている。 首から下げた名札には臨時職員とあった。 着席し、案内に従って画面を操作すると・・

 

要するに「e-Tax」による申告である。 再度入力する手間は掛かったが、11桁のIDを貰ったので、次回から自宅で確定申告できる・・と言う。

 

で、入力し終わると彼女は署員を呼び、署員が確認してから送信した。 その後、プリントアウトを貰って帰宅した。 見ると、チャンと損失の繰り越しができている。

 

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後から考えると、優先的に呼ばれたのは、既に国税庁のHPで申告書が作成してあったからであろう。 その前に、赤いベストの上司らしき人がコンピュータを薦めたのも同じ理由だろう。