リハビリ240―I士、帰省より戻る
2015年2月の行事は、診察とリハビリから始まった。
先ずは、リハビリである。 確か今回は、帰省から戻ったI士が担当のハズである。 と思って、予診を終えて待っていると、I士が声を掛けて来た。
早速空いている台を探し、肩・首や脚のマッサージから始まった。 そして、私から質問をした。
「帰省されていたんですよね?」
「えぇ・・」
「お国は、○○県でしたっけ?」
「いえ、(東北地方の)××県です。」
「じゃあ、雪が凄かったでしょう?」
「いえ、雪の降らない所なんです。」
どうも、「××県=豪雪地帯」と思うのは、関東人のステレオタイプの様だ。 すかさず、逆質問を受けた。
「○○さんのご出身は?」
「ずーと、△△県ですよ。 あ、途中4年程、(同じ東北の)◇◇県の□□市にいましたけど・・」
「へぇー、大都会じゃないですか!」
彼は自分の出身県が、他の東北地方の県より遅れているのを、憂慮していたのであった。
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で、肝心のリハビリの内容であるが、今回は台の上で立つ事が多かった。
例えば、台の上で膝立ちになる。 続いて、片膝を立てる。 そして、立ち上がる。 こんな一連の動作である。
出来なかったのは、「たかばい」である。 私は初めて聞く言葉だ。