パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

冬の秩父路(1)-あしがくぼの氷柱

また、義妹夫婦からお誘いがあった。 行く先は、タイトルから明らかだろう。 メンバーは義母・義妹夫婦・私達夫婦の5人で、義弟の運転である。

 

(尚、以下は見聞録であり、私個人の印象や感想を記したものである。 特定の観光地や店舗・メニューを推奨する商業的意図はなく、また何ら光景や味覚を保証するものでもない。)

 

所で、「あしがくぼの氷柱(ひょうちゅう)」と聞いても、馴染みのある方は少ないかも知れない。

 

   http://www.chichibu.co.jp/topics/2015/01/19140/

 

場所は埼玉県秩父郡横瀬町芦ヶ久保である。 

 

   https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=zVXr0qjTchsE.ksOqDwuS3FWU

 

尚、「氷柱」の読みは、あしがくぼに限っては「つらら」でなく「ひょうちゅう」らしい。 その理由は、下記URLの写真から、明白だろう。

 

国道299号線から西武秩父線芦ヶ久保駅に隣接する道の駅の駐車場に入り、停車した。 そしてダウンジャケットを羽織り、杖を持って出発した。 案内ではここから徒歩12分・・と言う。 しかし、その道は苦難の連続であった。

 

山道を切り開いた、歩道である。 足元には製材でできるチップが敷き詰めてあるが、日陰の低地では雪が凍り、滑りやすい。 また起伏(=勾配)もあり、場所によっては風当たりも強い。 

 

歩き始めは良かったが、途中、足場の悪さに抗力を使ったためか、疲労によりヨレヨレとなってしまった。 途中、何度

 

   (もうダメ、ここで引き返そう・・)

 

と思った事か? それでも何とか案内所に辿り着けたのは、義妹の支えである。 そっと私の左に寄って左腕を支えてくれた。 それも、極自然に!

 

   ―――――――――――――――――

 

話は戻って、その氷柱であるが、案内所(=料金所)から西武鉄道の線路下をくぐって、200m程である。 

 

   http://f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20150123/20150123132713.jpg 

 

初めて見る光景である。 まるで巨大な霜柱が、地中からニョキニョキ出て来た様に見える。 その成り立ち(環境や条件)を考えると、不思議でならない。 ・・と思っていたら、どうやら沢の水を散布して人工的に作ったらしい。 そう言えば、所々に黒いホースが見える。 (例えば、下記URLの写真の左上)

 

   http://f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20150123/20150123133344.jpg 

 

いやぁ、これには感心した。 寒さを積極的に利用して冬の観光資源を創り出す、そのポテンシャルに!

 

そして案内所まで戻り、義弟が(歩行困難の私のために、その案内所まで)車を廻しても良いか尋ねると、スタッフの女性が道の駅の駐車場まで運転して、私と義母と付き添いの妻を運んでくれた。

 

別れ際に、女性は私に来訪のお礼を述べた。 それも、さわやかな笑顔と共に・・ 

 

私もお礼の意味で振り向きながら去りゆく車に向かって手を振ったら、彼女は運転しながらも満面の笑みで、千切れんばかりに手を振り返してくれた。