パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ236―二つの課題

最初はピーナッツを使ったストレッチである。 このピーナッツには「Physio-Roll」と言う商品名が印刷してあった。 きっと、バランスを養ったり、ストレッチに用いたりするのだろう。

 

  http://www.sayanisurgicals.com/i/PE_series_19.jpg

 

O士は台に浅く腰掛けた私の目前にそのピーナッツを置き、その上に両手を置く様指示した。 そしてそのまま、前にピーナッツを転がせ・・と言う。 それも、目一杯に。

 

続いて、台に浅く腰かけたままの私の目前にストレッチポールを立てて、その上端にタオルを置いて、顎を乗せる様指示した。 そして、徐々にポールを前に倒していった。

 

それらのストレッチの目的は明白であろう。 円背の補正である。

 

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そして最後に「リハビリテーション実施総合計画書」を書く段になった。 O士は記入しながら、以下の講評とアドバイスをしてくれた。

 

   「○○さんの場合は、太腿の裏側(ハムストリングス)が伸びていないんです。 だから、こんな姿勢になっちゃうんです」

 

と言いながら、膝を少し緩めて前に出し、肩をすぼめて見せた。 膝が出ると、上半身は後傾となる。

 

   「そして後バランスを補正しようと、前屈みになって突進してしまうんです」

 

と、教えてくれた。 確かに以前、同様の指摘をO士(前々任)からも受けた。

 

   ( http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2014/06/14/051242 )

 

そう言えばその昔、Y士も同じ事を言っていた。

 

   ( http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/20121023/1350938691 )

 

しかし当時は体調も(今より)良かったので、余り真剣に受け止めてはいなかった。 そして、このハムストリングスと円背の矯正が宿題になった。

 

具体的には、前者は椅子に浅く腰掛けて片足、例えば右足を真っ直ぐ前に出す。 そして、右手で右足の先を触る。 これを左右で交互にやる。

 

後者は、猫が伸びをするポーズである。