パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

健康診断―2

健康診断の中身は、

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2013/11/25/055932

 

去年と同じなので割愛するが、相違点を挙げる。

 

   ① 採尿が現地でなく、自宅である。

   ② 胃のバリウム透視が同じフロアで出来る。

 

この①により、一番尿が採れ、狭いトイレでコップを持ってヨタヨタする事もない。 更に②により、別棟まで歩く必要もなくなった。

 

   ―――――――――――――――――――

 

さて、聴力検査では、電話ボックスの様な狭い箱に入らなければならない。 入り口には段差もあるので足がすくんでしまう。 そんな私の様子を見て、検査技師は

 

    「今朝はお薬を飲んできましたか?」

 

と、訊いた。 更に

 

    「いつ頃から、飲み始めました?」

 

と、続けて訊いた。 私が

 

    「4年前です」

 

と答えると、用紙の既往症の欄に、『パーキンソン病』(○○歳)と書き込んだ。 それを見て、私は

 

    (オイオイ、脳神経内科の医師ですら、パーキンソン病とは診断していないのに!)

 

と思ってしまった。 まぁ、お薬手帳を付けてあるので、その薬剤名を見ればパーキンソン病だと思うのは、無理もない・・

 

で、そのまま、最終検査である医師による診察となった。 これまでは儀礼通過の様だったが、今回は真面目に触診を行う医師だった。 あえて、「本当は、パーキンソン病ではないんです」とは、申し出なかった。

 

こうして、約2時間の検査が終わり、更衣後、待合室の妻と合流した。 自販機で無料のコーヒーを頂戴し、帰途についた。

 

    ―――――――――――――――――

 

所が、出口が分からない・・ 検査場所が回廊になっているからだ。 

 

私は微かな記憶を頼りに、大きな鉄の扉をお押した。 すると、見覚えのある空間だった。 そう、私達が乗って来たエレベータである。 うん、これで帰れる!

 

但し、その扉には「STAFF ONLY」と書かれていた。 (つまり、病院職員専用エレベータなので、階の案内がない・・という意味である。)