パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

気功18―2ヶ月ぶりの施術

10月上旬の某日は、気功の施術を受ける日だ。 ほぼ2ヶ月ぶりとなる。

 

   (前回: http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2014/09/10/054624

 

妻の運転で少し早目に到着したので、予約時刻の10分前にインターホンを押した。 すると、入る様案内を受けた。

 

入口には、気功師がドアを開けて笑顔で待っていた。 ・・と思ったが、彼女の目的は別の所にあった。 それを知ったのは、大分あとだったが。

 

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さて、いつも通り、1時間ほどの施術を行い、お茶を入れに気功師が台所へと立った。 その間、何とはなしに室内を見渡すと、壁に掛かっているカレンダーが目に入った。 淡いアイボリーの背景に数字と花だけの、至ってシンプルなものである。

 

気功師が戻ったので、お茶を戴きながら、私の水彩塗り絵の作品を、披露した。 その中の花に目を遣った時、気功師は思い出した様に振り返って、カレンダーを見ながら紹介した。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2014/10/10/062854

 

そしてカレンダーが商用の貰い物でなく、ジョ○フル○ンダで購入したものである事、作者が脊髄損傷で不自由な身体で描いたものである事、作風が気に入って毎年購入している事、購入したカレンダーを知人に配っている事等を披露した。 相当な思い入れがあるのが分かる。

 

さて、気功師は、私の様子を見て、

 

   「表情が良くなったわねぇ! 最初にココに来た頃より・・」

 

と言いながら、普段の様子を探った。 そして、宿題だった「脚挙げ」も、最初の頃しかやっていないのを知ると、コンコンと諭されてしまった。

 

   「折角、ここまで来る時、ゆっくりと良いペースで歩いて来られたのに・・」

 

ん? 気功師は、見ていないハズだ・・ 或いは、ドアを開けて待っていてくれたのではなく、私の歩く様子を、聴いていたのかも知れない。