パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

歯医者へ―2

U医師は挨拶後、無影灯で私の口中を見て、

 

   「ああ、これですね? 赤外線を、当てましょう」

 

といった。 私はてっきり、リドカイン(局所麻酔剤)を滴下し、ケナログ(デキサメサゾン製剤)でも塗るのかと思った。

 

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A士がキャスター付きの機械を準備し、U医師がそこから伸びるケーブルの先のプローブ(発光機?)を、私の口中に入れた。 すると機械から、

 

   「ピピピピピピピ」

 

と、警告にも似た不快な音がした。 恐らく、赤外線が放出されている合図だろう。 そしてU医師の額には、青白い光を放つ小さな光源がある。 高輝度LEDの様だ。 

 

暫く(と言っても、2~3分なのだろう)赤外線を当てて、

 

   「ハイ、これで大丈夫ですよ」

 

と、U医師が言い、治療が終わった。 別に患部や周辺が温かいわけでもない、不思議な治療だった。

 

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翌日、食事中に、口内に違和感がある・・ そう、昨日まで口内炎があった場所だ。 昨日までは、水が当たっても痛かったのに。 そしてその翌日には、口内炎があった事さえ、忘れていた。 

 

素晴らしい! こんな事なら、早く当ててもらえば良かった、一週間も我慢せずに・・