パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

弁護士事務所にて

ある用事で、弁護士事務所に寄った。 話題の中に、現在原告として提訴中の、株式の所有権を巡る裁判が出て来た。 私の関心事だからだ。

 

   「この先、どうなるんでしょうか?」

 

と訊くと、概ね次の様な事らしい。

 

  ・ 裁判官は、早く結審したい様だ。

  ・ いずれ、証人尋問となるだろう。

  ・ 原告側の証人は、どうやら私らしい。 被告側は不明だ。

  ・ そして最終弁論を経て、判決言い渡しとなる。

 

所有権が裁判で確定すると、次は価格の決定をしなければならない。 まぁ、売る方は高く売りたい、買う方は廉く買いたいので、議論が噛み合う事はない。 

 

この場合は、再び裁判所に決めて貰うことになるが、それが「非訟」である事は既述した。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2014/02/11/070408

 

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では、その証人尋問は、どの様に進められるのだろう。 弁護士の説明では、概ね下記の様らしい。

 

   ・ 主尋問

   ・ 反対尋問

   ・ 再主尋問

   ・ 補足尋問

   ・ 職権尋問

 

テレビドラマやCMで裁判のシーンが出て、場面はほぼ決まってこの証人尋問、それも反対尋問である。 あのような丁々発止があるとなると、緊張する。 すると、弁護士が察っしたのか、留意点を教えてくれた。 

 

   ・ 落ち着いて

   ・ 事実だけを

   ・ 一問一答で

 

答えれば良い。  ・・と、言う。 すると、弁護士は、

 

   「弁護士によっては、事前に(主尋問の)質問内容や反対尋問の想定問答の打合わせをやるんですが、私はやらないんです」

 

と補足した上で、私にとっては意外な事を言った。

 

   「私はこれまで、何度、弁護士を辞めようと思った事か・・ でも、これ(=証人尋問)があるから、続けられたんです。」

 

そう言えば、証人尋問の説明をする弁護士の表情が、喜々としていた。