パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ213-F士

S士が理学療法士のF士に引き継いでくれた様だ。 背の高い男性が、声を掛けて来た。 そして自らの名札を私達に見せながら、Fと名乗った。

 

挨拶を交わして、早速台の上で、施術(マッサージ、ストレッチ、筋トレ)を始めた。 そして、こんな新技を促した。 それは厚さ5cm程の台を用いるものであった。

 

F士の指示により私が台に浅く腰掛けると、F士は私の眼前の床に、その台を置いた。 そして台に爪先を掛けて、起立と着席とを繰り返すのである。 ただ、それだけである。 

 

しかし、問題は、床に置いた台の距離である。 これが、結構遠いのである。 そのため上半身を深く折り、重心を前に持って来ないと起立も着席も出来ない。 場合によっては、反動も必要となる。

 

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続いての新技は、平行棒とミニハードルを使ったものである。 平行棒の間に4本のミニハードルを歩幅に置き、両手で平行棒を手摺りとして持って歩く。 おや、このミニハードルは、その昔、使った事があるゾー。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/20130518/1368820599

 

そう、1年半前は杖も支えもなくて、一人で十分ミニハードルの上を歩けた。 症状の進行は、明らかだ。 では、いつまでこうやって、何とか一人で歩けるのだろう。 そう思うと悲しくなってくる。

 

歩き方は、上記URLの記事と同じだ。

 

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続いて、F士はミニハードルの間隔を広めて、私に90度回転し、片側の棒を両手で掴み、カニ歩きで歩いてみる様、促した。 もちろん、難なく可能である。 ちゃんと下を見れば・・

 

でも、課題は、歩く姿勢である。 背筋を伸ばし、凛として歩けば、下は見えない。 最初は要領がわからず、ハードルに足を掛けてしまったが、段々とコツが掴めてきた。

 

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以前、O士から

 

   「人が変われば、やり方も違う」

 

と、聞いた。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/20130325/1364158997

 

その意味では、担当替えもありかも?