パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

かき氷-3

こうして名物かき氷を楽しんだら、急に空腹を覚えた。 さて、昼は何にしよう・・ って、実はメニューは決まっている。 「秩父蕎麦」である。

 

そこで駐車場を借りた人に、周辺で美味しい蕎麦屋を訊いたら、「もみの木」を紹介してくれた。 踏切を渡った「そば街道」に面しているらしい。 車で行くと、直ぐに分かった。 

 

その店の入口は、種々の観葉植物で彩られている。 「こう言う店は、美味しい」と、ある人から聞いた事がある。 店内は明るく、清掃も行き届いている。 

 

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メニューはシンプルである。 当然、皆が蕎麦を注文したが、そのほか野菜の天ぷらの盛り合わせも注文した。 ひと皿で、4~5人前はあるらしい。

 

やがて、そばが運ばれて来た。 そして続いて天ぷらの盛り合わせが運ばれた時、全員が、

 

   「オォー・・」

 

と驚きの声を漏らした。 本当に、「盛り合わせ」なのである。

 

   http://f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20140911/20140911095142.jpg

 

この蕎麦が3タテである事は、素人でも分かる。 それに麺の色を見れば、良い粉を使っているのも分かる。 (蛇足:「3タテ」とは、蕎麦を美味しく食べるための3つの条件、「挽きタテ、打ちタテ、茹でタテ」の事である。)

 

さて、天ぷらを食べてみて、再び驚いた。 中の野菜の味ばかりか食感も良いのである。 舞茸と人参では揚げる条件が違うのに・・である。 店員に聞けば、野菜は、

 

「全てナマから揚げているんですよ、茹でると折角の甘味が(ゆで汁に)流れちゃうでしょ」

 

と言う。 そして、天ぷらが盛ってあるために、冷めないのである。

 

そして、皆が最後に運ばれた蕎麦湯を楽しんで、秩父路を後にした。 かき氷と言い、蕎麦と言い、いずれも絶品にありつけた、良い一日となった。