パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

かき氷-2

で、皆で行列の最後尾に並んだ。 私は体調の事もあるので、近くの椅子に掛けさせてもらった。 行列の先頭の人に訊いたら、45分待っていると言う。 それを皆に伝えたら、

 

   「45分!?!」

 

と、一様に驚いた。 誤解はないと思うが、「そんなに!」ではなく、「たったの!」と言う驚きである。 2時間は普通、3時間待った人もいるらしい。

 

並んでいる途中、店員がメニューを持って、注文をとりに来た。 600円~800円である。 すると、40分程で案内された。 ラッキーである。 まぁ、個人の庭を整備し、プラスチックの台にガラス板をのせただけの造りである。 そして庭の隅では、何本かの蚊取り線香が、煙をくゆらせていた。

 

着席して待っていると、運ばれてきた。 そしてその氷を見て、びっくりした。 テンコ盛りなのである。

 

   http://f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20140911/20140911095141.jpg

 

ほかの人は皆、別々の物を頼んだが、氷自体は同じなので、色々と味を楽しめる。 そして、どのシロップも美味しい事に、再びびっくりした。

 

そして、食べ終わる頃になって、三たびびっくりした。 冷たい物を食べた時に、眉間やこめかみに感じる、あの不快な痛み(関連痛)が無いのである。 ほかの人も、同じらしい・・

 

知人が店員にその理由を尋ねると、「天然氷」を使っているから・・と言う。 そして

 

   「天然氷を使っているのは、ここ(本店)と支店だけなんです」

 

と説明してくれた。 そして、支店は駅から寳登山の鳥居をくぐった参道沿いにあるらしい。 しかも、支店はそこだけらしい。 では、知人が駅前で見た「阿左見冷蔵の看板」は?

 

   「あそこへは、氷を卸しているだけなんです」

 

との返事が戻ってきた。 それを聞いた全員が、

 

   (嗚呼、あそこで食べなくて、良かった!)

 

と安堵した。