パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診察201406―2

続いてS医師は、モニターに何かを表示し、私に観る様に促した。 それは、血液検査の結果だった。 そう言えば、メモに次の様に書いておいた。

 

(3) 血液検査結果について 

  ①    前回受診時に、血液検査を行って戴きました。

  ②    その結果のプリントアウトを頂戴できますでしょうか?

  ③    何か基準外や懸念となる項目は、ありましたでしょうか? (昨年11月の会社の定期健康診断では血液検査の結果は、「オールA」でした。)

  ④    浮腫との関連はありましたでしょうか?

 

で、画面をみると、1項目だけハイライトされ、数字の右横に「H」の文字がある!?! 一体何が・・

 

と思っていたら、項目と数値を精査する前に、S医師からコメントがあった。

 

   「この高い(数値の)項目は、善玉コレステロールなのよね。 コレステロールには善玉と悪玉があって、高いのは善玉の方だから、問題ないわ」

 

と言いつつ、ここ数年の数値(経時変化)と共にプリントアウトしてくれた。 見ると、HDLの基準値40-70(mg/dl)に対し、73だった。 ま、「異常だ」と騒ぐ程のことではない。

 

ん? 去年の検査結果は「A」だったのに、今回は「H」(高値異常)???

 

そうである、去年の数値は77で、当時の基準値は40以上・・ つまり基準値に変更が加えられ、上限が設けられたのであった。

 

   「浮腫があるので、甲状腺ホルモン値も調べたけれど正常でした。」

 

と、S医師。 そこで以下、項目=検査値(基準値)単位 ・・ の順で抜き書きをすると、以下の様だった。

 

TSH=1.73(0.35-4.94)μIU/ml、Free-T3=2.74(1.71-3.71)Pg/ml、Free-T4=1.15(0.70-1.48)ng/dl

 

そして、アルブミン=4.3(3.8-5.3)g/dlであり、BNP=18.0(0.0-18.4)Pg/mlであり、いずれも浮腫の原因とは思われない。

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所で、単位のPg/mlであるが、ピコグラム=10-12gである。 こんな少量の対象物を、どうやって少数の桁(0.1Pg)まで量るのだろう?

 

言うまでもないが、0.1Pgは、0.000 000 000 000 1gだ。 次にこれがどれほどの量なのかを、検証してみよう。