パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

気功14―浮腫(むくみ)の解消法

そして気功師は、私達に訊いた。

 

   「何か困っている事は、有りますか?」

 

そこで私は構音障害について、妻は足の浮腫について訊いた。

 

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私が声が出にくい事を告げると、気功師は、

 

   「そう・・? 喉の筋肉が弱っているのねぇ、こうするとイイわよ」

 

と言いながら、舌を突き出してみせた。 そして、喉の筋肉が弱ると誤嚥(性肺炎)を起こしやすい事を教えてくれた。

 

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続いて妻が、私の両足に出ている浮腫について、懸念を言った。 すると気功師は、最初は妻の、続いて私の左足で、

 

   「内臓のツボはここにあるの。 もし悪い所があると、そこが釘を刺された様に痛いの」

 

と言いながら、脛(すね)や太腿の内側を押して。 特に圧痛を感じるツボは無かった。 きっと腎臓のツボなのだろう。

 

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そして気功師は、最後に養生訓を述べた。

 

   「ご主人って、セッカチでしょ? 何か急がなければならない事でもあるの?」

 

   「いいえ・・」

 

   「急いだり、慌てたりしちゃダメよ」

 

と。 まさか、

 

   「残された時間も、短くなってきているから」

 

とも、言えない。

 

   「前回はポジティブ思考を持つ・・って言ったわよね。 今回は『何事もユックリ』ね! 慌てちゃ、ダメよ!」

 

確かに慌てるとバランスを失い、転倒しそうになる。