パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診察201404―2

タイミングを見計らっていたかの様に、妻がS医師に質問した。

   「あのぉ・・ 脚は浮腫(むく)んでいないでしょうか?」

すると、S医師は私の脚を押して、

   「えぇ、浮腫んでいます」

と、答えた。 


   ――――――――――――――――――――


次は処方であるが、

   「前回薬を増やしたばかりなので、今回はこのままで行きましょう」

S医師が言ったので、増量に積極的ではない私は同意した。 そして7週間後に予約を戴いて、今回の診療が終了した ・・ と思ったら、S医師は

   「今回は、血液検査をしてみましょう」

と、検査を勧めた。 (その後の採血で5本も真空採血管に採ったので、検査項目も多いのだろう。) 前々任のT医師も前任のI医師も年1回の血液検査を実施していた。 しかし、S医師とは1年以上になるのに、未実施である。

そこで今回、検査を思い立ったのだろうか?


それとも、浮腫に関連した項目が検査対象に入れてあるからだろうか? 例えば、

   浮腫 < 低アルブミン血症 < 肝機能障害 < 薬剤投与

と言う図式が、S医師の脳裏を駆け巡ったのだろうか? 或いは、投薬量が増え続けているので、何か別の副作用の懸念でもあるのだろうか?


それと、もう一点、S医師は、

   「この紙は、戴いて良いんですか?」

と私のレポートを左手に持って、私の方に半身をずらして訊いた。 これまでは毎回、転記後に返却されていた。 

何かの記録にするのだろうか? それとも、障害厚生年金との絡み(例えば、年金事務所からの照会があった時に答えるため)があるのだろうか?


 そう言えばその直前に、S医師は

   「これは、どなたが書いたんですか?」

と訊いた。 その時は、巧緻作業能力(キーボードの打鍵)や文章力(認知症の症状の有無)、用語の専門性(例えば「開眼失行」)を問題にしているのかと思った。


でも、今にして思えば、「自己申告」であるか否かを問いたかったのかも知れない。