サテライトオフィス
と言う訳で、サテライトオフィス――要するに、自宅勤務――のための、ハードウェアは揃った。 では、ソフトウェアは?
その前に、業務分析が必要だ。 例えば、出荷事務。 これは注文書の内容をパソコンからデータベースに登録し、伝票類を印刷する。 この「登録」をサテライトで行うのである。
なぜ「登録」を分離するかと言うと、これがヤヤコシイ作業だからである。 顧客からの注文書の様式は、顧客ごとにバラバラ。 注文番号のないのもあれば、納入先が固定している顧客では出荷先すら記述の無いもの、書いてなくても納品時間帯の決まっている先など、様々である。
一方、「印刷」は出荷場所でしか出来ないが、「登録」さえしてあれば簡単だ。
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こうしてOneDriveをインストールして、共通のデータを持つ事は出来た。 ではソフトウェアは?
私は、ここでの問題点は二つあると思っている。
一つは伝票番号、もう一つはデータロックである。
伝票番号とは、伝票が発行されるたびに+1される整数であり、その伝票に固有の数値である。 従来はローカルオフィスでスタンドアロンとして使っていた。 そのため、番号は重複する事も無かった。
これへの対応は、簡単だ。 クラウド上に、最新のデータを置けば良い。
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さて、データロックをどうしよう・・ これは一つのファイルを共有する時に問題となる。
・・どうやってファイルの共有を実現しようか? 確かにデータベースソフト(桐)には、ファイルを専有でなく、共有で開く機能がある。 しかし、それがクラウド上のファイルまでは想定していないのは明白。
ここは、(トランザクションのタイミングを)実験してみるしか無い。