パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

気功2―水晶の振り子

入口のドアを潜(くぐ)ると、玄関の左側に姿見が、そして右側に下駄箱があり、その上は民芸品の様な置物が幾つか並んでいた。 私は杖をそこに置かせて貰った。

 

靴を脱ぐと、直ぐ右の小部屋に案内された。 そう、4畳程であろうか? 小さな机と電気ストーブと布団が置いてあるのみの、生活感に乏しい部屋だが、明るく暖かいモノトーンの壁紙が使ってある。

 

座布団に座り、挨拶を交わした後、早速自己紹介も兼ねた病気(症状)を紹介するメモ(A42枚)を渡した。 

 

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先ずは、現在の状況だ。

 

名前       : ○○ ○○

誕生日    : 昭和YYMMDD    (満NN歳)

連絡先    : 電話 0XX-XXX-XXXX         (自宅)

 

病名       : パーキンソン症候群                                   (某総合病院、I医師・S医師)

                進行性核上性麻痺の内の純粋無動症              (某大学病院、S医師)

 

主訴       : (1) 歩行障害(すくみ足、突進歩行)・姿勢反射障害

(2)     書字困難(小字症)

(3)     構音障害(小声、嗄声

 

治療中    : (1) 歩行障害・姿勢反射障害に対し

                            ・ 投薬治療(ビ・シフロール0.5mg×3+マドパー×4.5錠+ドプスカプセル100mg×6/日)

                            ・ 理学療法(マッサージ・筋トレ・ストレッチ、1回/週)

(2)    書字困難・小字症に対し

       作業療法(ペン習字の練習、1回/月)

 

但しビ・シフロールは途中、ジェネリック医薬品のプラミペキソールに変更された。

 

 

家族構成: 自分、妻、子供達

 

日常生活: 立位作業は困難、座位作業は問題なく可能。

                立位作業の例 : 歩行(移動)、運搬

                座位作業の例 : 食事、トイレ、入浴・洗髪、整姿・整容

 

勤務  : 4時間/日、5日/週 で、車通勤(片道35分) 土日祝日は休み。

 

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すると気功師は鎖の付いた、八角(十角?)錐形の水晶の振り子を右手に持ち、こう訊いた。

 

   「今日は、このお薬・・ 持って来た?」

 

実は、そこまで思い及ばなかった。 すると気功師はその鎖を持ち、角錐をぶら下げて、薬名の書いてある辺りの数cm上空で、振りだした。

 

http://itoshoji.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_577/itoshoji/m_22134.JPG?c=a2

 

その振り子の振幅は45cm程で、振動は前後方向だったり左右方向だったりしたが、時として右回転や左回転もした。 まるで気功師が、水晶の振り子をプローブとして使い、何かを検出している様だった。