パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ172―難易度が上がる

2月中旬に、もう一回リハビリがあった。 今回のリハビリでは、いくつかの点で難易度が上がった。

 

例えば、O士はこう指示した。

 

   「では、四つん這いになって下さい。 そのまま右手を水平に上げて下さい。」

 

私は、次は左足を上げて静止するバランスの練習だと思った。 それなら、出来る。

 

   「そのまま、今度は左足を水平に・・。 ハイ、今度は右手の肘と左足の膝を付けて下さい。」

 

(ええーっ?)

 

エアロビックスでウェストのシェイプアップのために立ってやった事はあるけど、四つん這いでできるのだろうか?

 

と思った。 でも、試してみると、何とか出来た。

 

   「そうです。 では5回やってみましょう。 54、・・ ハイ、次は反対の手足でぇ・・」

 

と言い、同じく5回やった。 文字にするとこれだけだが、結構難しいのだ。 

 

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そして斜面台での足台の角度も険しくなった。 ふくらはぎは、ギンギンに伸びている。 それでも、踵に全体重は掛かっていない。 ・・と言うより、掛けられない。

 

極めつけは、エアロバイクである。 10分間とは言え、負荷を1.2kgmでやって見ると言う。

 

こ、これは、重い!!! 回転数を60rpmに維持しようとすると、上半身が揺れてしまう。 それに、脈拍も130に達してしまう。 更に額に薄らと、汗さえ滲んできた。

 

普段、負荷を1.0で漕いでいると、クールダウン時に0.7になった時は、ペダルに抵抗は感じられず、無負荷にすら思えた。

 

きっと1.2で漕いでいると、その1.0でさえ軽く感じるのだろうか? その時こそ、トレーニングの成果を実感する時だろう。