パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診察201401―5

さていよいよ、今回の診察での最後のトピックに移った、

 

(5) 作業療法について

 

     現在困っている事は、歩行障害、構音障害、書字困難・巧緻作業困難である。 この内、歩行障害に対しては、投薬治療と理学療法によりADLを維持している。

     しかし、書字困難・巧緻作業困難により、業務や社会生活に支障を来たすシーンが増してきた。 事実、リハビリテーション総合実施計画書に自署する時、担当のO理学療法士に小字症を指摘され、作業療法の案内を受けた。

     例えば月に1~2単位程度×6ヶ月の作業療法は、上記困難の克服に有効と考えられますでしょうか? 有効性が期待できるなら、試してみたいと思います。

 

まぁ、作業療法の実施に反対する理由もないだろう。 S医師は、その実施にOKを出してくれた。 

 

所が、話が進まない。 その理由は、S医師が週に半日の非常勤であり、この総合病院のシステムに明るく無いからだ。

 

   「口頭で(リハビリテーション科に)伝えれば良いのかしら?」

 

と呟くのを聴いた妻が

 

   「オーダー票が必要らしいですよ」

 

と言うと、

 

   「じゃぁ、後で(オーダー票の)出し方を(病院の職員に)訊いて、出しておきます」

 

と言ってくれた。

 

   ―――――――――――――――――

 

神経内科の窓口で会計書類を受け取ると、A4の見慣れない紙を渡された。 見ると「オーダー票 ・・ 作業療法」と書いてある。 そこで妻と私はその票を持って、O士の待つリハビリテーション科に戻った。

 

受付でO士を呼んで貰い、票を見せると、O士の表情が緩んだ。 しかし、受付の女性は、怪訝な表情だ。

 

   「患者がオーダー票を、持って来るなんて・・ (手続きとして変じゃない?)」

 

と独り言の様に言うのが、聞こえたので、私はO士に向かって、

 

   「作業療法を(追加)するのは、何の問題も無いんですって!」

 

と言った。 すると受付の女性は向きをかえ、キーボードを打ち、何かを確認した。