株式の現金化4―裁判(開廷から閉廷まで)
先ずは原告が訴状を陳述、続いて被告が答弁書を陳述するのであるが、実際には。裁判官が原告・被告の双方に、
「陳述しますか?」
と訊くだけである。 つまり、書面(訴状や答弁書)を提出し、裁判官の質問に
「はい」
と答えるだけである。 これで、陳述した事になるのだ。 そして、裁判官が進行に対する要望を双方に訊き、第二回目の日程を調整し、
「原告は答弁書に対する反論があれば、次回の一週間前までに準備書面を提出して下さい」
と言って閉廷である。 正味、3~4分だ。
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テレビドラマの裁判(その多くは、刑事事件)を想像していた人は、肩透かしを喰らった様であろう。 でも、裁判所に行くと、
第○号法廷 10:00 平成26年(ワ)MMM号事件
原告 AA
被告 BB
平成26年(ワ)NNN号事件
原告 CC 代理人 YY
被告 DD
:
10:15 平成26年(ワ)PPP号事件
原告 EE 代理人 ZZ
被告 FF
と、3つ位が15分間隔で並んで、「今日の法廷」として掲示してある。 要するに、ベルトコンベアーである。
その掲示を見ると、原告・被告は、個人もあれば法人もある。 それぞれ、代理人(弁護士)を立てる場合も、立てない場合もある。 事件名(損害賠償請求事件、建物明渡請求事件、 ・・)を見ていると、社会の縮図の様だ。
では、傍聴は? 裁判は公開(が原則)なので、自由である。 「公開」とは、書面にも及ぶ。 つまり所定の手続きを踏めば、自由に閲覧できるのである。 もちろん、当事者だけでなく、誰でも・・
さあ1ヶ月後、被告は答弁書にて、どんな詭弁を弄してくるのだろう?