リハビリ164―理学療法と作業療法との兼ね合い
新規の作業療法と従来の理学療法の時間配分に関して、O士は、いくつかの選択肢を提案した。 その前提は、作業療法は月1単位程度とし、理学療法と同じ日に行なう事である。
③ ・・
① は妻の待ち時間が長くなってしまうし、②では本来のリハビリ時間が減ってしまう。 そこで、下記の逆提案を行ない、これに決定した。
④ エアロバイクの時間を、作業療法に割り当てる。
「ま、S先生がオーダー票を書いてくれれば・・ですけど、ねっ!」
と、半ば冗談っぽく(笑い気味に)言った。 と言うのは、その背景には色んな問題があるから・・らしい。 その問題とは・・
「今日は、どうやって(病院に)来ました?」
「ええと・・ 駅で妻をピックアップして・・」
「一人でも来られます?」
「えぇ・・」
「じゃあ、奥さんが(一緒に病院に)来る理由って、何なんですか? ラブラブだから?」
「違いますよっ! 心配だから・・ですよ!」
「(・・) あっ! 作業療法士には、可愛い子が多いですからねっ!!!」
と、お互いにニヤニヤしながら冗談を交わした後、次の本題に入った。