パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ158―クリスマス・プレゼント

いよいよ2013年の末、今日は3:00から今年最後のリハビリのある日だ。 そして4:30からMRI検査も予定されている。

 

前回の教訓もあるので、総合病院には余裕を持って到着した。 リハビリ室に行き、M医師の予診を受けると、

 

   「前回の(リハビリ室での)転倒は、大丈夫だったですか?」

 

と、訊いて来た。 私はその時、診察室のカーテンが開いていたので、M医師がこちらを見たのを知っている。 しかも診察すべき患者もいなかった。 であれば、わずか数m先で患者が転倒するのを見たら、

 

   (医師として、するべき事は一つだろっ!)

 

とは思ったが、私はその言葉を飲み込んで、代わりに

 

   「いえ、あれは転倒ではなく、突進してしまっただけなんです」

 

と、抗議調に言った。

 

   ――――――――――――――――――

 

早速リハビリが開始となった。 マッサージを受けながら、私はO士に訊いた。

 

   「前回作業療法士Sさんに診てもらったら、手指の関節は正常・・と言うより柔軟だ・・と言われたんです。 私の体では、固い所はありますか?」

 

   「うーん、そうですねぇ、背中かな? だからハーフカット(のストレッチポール)をやってるんです。」

 

   「首とかは、どうですか? 回る時の角度とかは・・」

 

   「そうですねぇ、チョット動きが悪いかな?」

 

純粋無動症の症状は出ているようだ。 その後、首や項(うなじ)のマッサージをしてくれた。

 

   ――――――――――――――――――――――

 

今回から、レッグプレスマシンの負荷が60kgから70kgに増した。 確かに従来より重いが、十分可能であり、4分間こなした。 60kgの時は、5分間だった。 その後、斜面台でふくらはぎのストレッチを行なった。

 

そして最後は、エアロバイクである。

 

例によってO士は20分間設定したが、負荷が0.8から0.9にアップしている。 私がその変更に気付いて液晶モニターの表示を注視したら、

 

   「あ、分かっちゃいました? クリスマスプレゼントですよ!」

 

と言って、ニコリとした。